2018.08.04 八ヶ岳中山尾根+ぎょうじゃでギョウザ

2018.08.04 八ヶ岳中山尾根+行者で餃子

http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/archives/51254117.html

赤岳山荘6:00 赤岳鉱泉7:30 中山尾根取り付き9:00 終了点11:35 行者小屋12:45  赤岳山荘15:00

ヨーロッパから帰ってとんでもない暑さが続く。涼しい北アルプスは遠すぎ。谷川は暑いし蚋がいる。そのようなことで高度が高く乾燥している八ヶ岳へ行くことになった。しかし大同心は取り付きまでの登りに自信なし。小同心も同じである。結局アプローチシューズで登れ、ギヤも最小限、ロープも細いシングルで大丈夫な中山尾根と決めた。取り付きまでは途中でトレースが無くなっても何と無く取り付きの尾根へたどり着く。登山者の多い八ヶ岳の中では静かな登りだった。登攀は下部の2ピッチ、上部の2ピッチだけだが出だし恐々だった。ドロミテの石灰質の硬い岩とは大分違った。確かめながらの登攀だった。地蔵尾根を降り、行者小屋では“行者で餃子”という企画で長野では有名らしい餃子チェーン”テンホウ“の餃子を1皿500円で提供していた。丁度昼食時だったので2皿堪能して下山した。

中山尾根取り付き。

1p目出だし。全てが信用できない八ヶ岳の岩。

2p目。左の草付を登らず、直登してみました。快適でした。

最後の乗越。

縦走路にて。

”行者で餃子”。

1皿500円の”テンホウ”餃子。下界ではいくら?

 

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2018.07.12~07.21 Dolomite の山旅2018

2018.07.12~07.22 Dolomite の山旅2018

昨夏も訪れたドロミテへ再度旅することになった。氷河をともなうアルプスの高山は気象条件などが厳しく行動も制限されるが ドロミテには氷河が殆ど無く、車でアクセスし易いルートが多数存在する。10日弱の短い日程、この頃の体力の衰えを考えるとドロミテは最適のフィールドだと考えられた。

7/12

羽田より初めて乗るEmirates航空で日付けが変わった頃出発。Emirates は羽田の夜発かつ荷物を30キロまで預けることが出来るので登山者には優しい。難点は飛行距離の長いドバイ経由南周りでヨーロッパへ飛ぶこと。しかし、ドバイを訪れるのは初めて、空港だけの滞在だが楽しみだった。ドバイの空港は思ったように金ぴかだった。貴金属の免税品店がならび新興国の典型的の空港という感じだった。ドバイより更に6時間の飛行でイタリアのベネチア着。ベネチアでレンタカーを調達、マニュアルシフトに戸惑いながらCortina d’Ampezzo へ向う。Cortinaから去年通ったFarzarego峠を越えてBooking.comで予約した山小屋に近いロッジへ。峠を越えるとイタリアというよりチロル地方なのかもしれない。

早朝のドバイ国際空港

金ぴか免税品店が並ぶドバイ空港。

Hotel Al Sasso Di Stria。Hotelというよりも山小屋に近い。

7/13

1stSella ViaSteger

時差ぼけだが早速、Sella峠へ向う。スキー場の町Arabbaを越え、Pordoi峠を越え、Sella峠へ。途中岩壁だらけで良く解らないがGoogle のナビの導くままに到着。みやげ物屋兼カフェが2軒だけのSella峠の問題は駐車するスペースが限られることだった。しかし、峠を越えた先にスペースを見つけ何とか駐車できた。海外での登攀で難しいのは何処が最適の駐車ポイントか?国内では当たり前のことが海外では極めて難しい。峠から一番近いとされる1st Sella Tower へ向う。Sella Tower から峠のスカイラインを越えて南面へ出る。Topoを見て一番解りやすそうなⅣ+のルート Via Stegerを目指す。取り付きと思われるガリーの奥で登攀開始。3級程度のフェースを登りザレを登り左のカンテラインへ出る。2p目、Topoだと1級のトラバース20mとあるが、右へトラバース20m出来ない。1級とは殆どバンドのはず。仕方がないのでカンテを更に登り、右へトラバース10m。上のチムニーの下まで。3p目チムニーを登るが残置無し。余り登った形跡なし。途中のスレッドにランニングを取り20m登るとカンテラインの大きなテラス。支点があることを期待していたが何もない。岩角で支点を作りフォローを上げる。ここで行き詰まってしまった。右のフェースを上へ登れそうだが残置はまったくない。フェースの上部はバルジになっており越えられるか如何か自信がない。この様な状況では撤退が常道と考え、ここまでとする。懸垂の支点は?200kg以上と思われる岩がテラスにあった。これに捨て縄を掛け、カラビナを一枚捨て、支点とする。最初、恐る恐るの50m懸垂+20m程のクライムダウンで取り付きへ。一番解り易いと思って取り付いたルートだったので自信喪失した。南面を暫く探索してセラ峠へ戻る。峠を北側から続々とクラシックカーが登って来る。ドロミテの急坂を100年前に製造されたT型フォードと思われる車まで登って来た。マニアだったら暫し釘付けだろう。セラ峠からCanzeiへ向う。Booking.comで予約したアパートメントロッジはCanazeiの先、Campitello di FassaのCasa Prinoth.。Google に導かれ近くまで行くがタドリつかない。Owner も電話に出ない。1時間ほどウロウロしてやっと見つけることができた。岩場でウロウロ、宿探しでウロウロの一日だった。アパートは広く快適だった。

セラ峠手前よりSellaTowers南面。

SellaTowers北面。

1stSellaへのアプローチ。

ここで行き詰まる。

大岩の懸垂支点。

びくびくの懸垂ロープ。

残念な下山。

高山植物真っ盛り。

Sella峠より。

クラシックカーの行列。車通の話によるとイタリアのブカッティーらしい。5億円との説も?

T型フォード?

 

7/14

1stSella南東壁 Kostner-Pirastrini

昨日の痛手から立ち直るために再度1stSellaへ。グレードが3級で簡単と思われる南東面のKostnerChimmneyへ向う。昨日登った南面を更に廻りこみNormal Route取り付きの手前を左に向う。バンドが切れた辺りが取り付きの思われた。

1p目 簡単な草付き混じりのフェースを無理やり60m。セメントで固めれれたペグの支点へ。先行パーティが出たばかりだった。先行パーティは2パーティ見えたが、1パーティは左の草付バンドを左へトラバースして行った。

2p目 Kostnerチムニーを登る。3級とあるが取り付くと濡れているのと、ツルツルに磨かれた岩で3級ではなかった。幸い残置が3本ありA0で何とか乗り越す。残置がなかったら登れなかったかも?20m。

3p目 フェースからクラック、40m。2箇所ほど緊張した。

4p目 簡単なクラックから正面の被り気味のクラックを避け、右へ5mトラバースしてチムニー状のテラスへ。20m。

5p目 大きなピナクルと垂壁の間を登るが7,8mピナクルを利用して垂壁へのり移るとろで思い切りが必要だった。垂壁が濡れており膨らみを乗り越すのに苦労。25m。

6p目 傾斜が落ち、簡単なフェース50mで頂稜へ。

登攀ガイドの3級とは程遠い4級から5級の感じだった。恐らく、KostnerからPilastriniというⅣ+のルートを登ったと考えられる。CasaPrinoth泊。

1stSella 南東壁。

1p目の登攀。

3p目Kostnerチムニー。右側へ移る時が被っていて難しい。

4p目。見た目より難しいところが出てくる。

右側の隣ルートを登っているが我々のTopoにはない。

頂上稜線の終了点。

今日もバイカー天国Passo Sella

7/15

未明より雨。登攀は無理そうなので、VajoletTowersへアクセスする町、Pera di Fassaのリフト4人乗りリフトの駅まで偵察に行く。そこから、連絡バスでRifugioGardecciaまで行けるらしい。更に徒歩1時間弱でRifugioVajoletまで行けるらしい。午後からVajolet小屋まで入ることも考えたが、天気も回復してきたので、Sella峠の先、Citta dei Sassiへクライミングの練習に行くことにした。20m以下の岩が無数にあり目指す岩場になかなか辿りつけなかった。簡単そうな岩場に来ると昨日下山のとき一緒になり下山ルートを教えてくれた、イタリア人ガイドとお客さん2名が練習していた。我々もその横のルートを登る。その後岩場をめぐり裏の岩場で練習を始めると、ガイドパーティ3名が合流。このイケメンガイドとは縁がある。雰囲気を知るだけの練習だが此方のゲレンデの雰囲気も理解できた。Pordoi峠を越えてArrbaへ。峠で5名程のバイクの日本人と出会う。バイクは此方でレンタルしたとのことで、“もう、カーブはお腹いっぱいです。”とのことだった。Arrba泊。

7/16

Piccolo Lagazuoi WestFace Giordano

今回はドロミテの西側と考えていたが、去年行ったCortinaの雰囲気が懐かしくなった。今日は Farzarego峠近くのPiccolo Lagazuoi西面へ行くことにした。一番簡単そうなルートを選ぶ。GiordanoというⅣ-のルート。

1p目 残置は無いが適当にフェースを登る。右側にガリーがあるのでガリーの左側を登ることを意識。30m。

2p目 左側の緩いカンテへ出てからひたすらフェースを直上。 35m.

3p目 簡単なフェースだが次のピッチのⅣ-は何処だろうと考えながらルートを選ぶ。30m。

4p目 緩い凹角の右のフェースを登る。チョット細かい程度のⅣ-フェースを15m登り後はフェース。

5p目 傾斜の落ちてきたフェースをルートを選びながら直上。50m.

天気も素晴らしく、写真を撮りながらの楽しい登攀だった。横断バンドの終了点から、バンドを右へ大きくトラバースして下降トレースへ出る。一箇所解り難い登り返しがあった。

Booking.comで宿を探しCortina のVictoriaHotelの屋根裏部屋泊。ここはロケーションも良くバイカーが多いバイカーの宿。

Piccolo Lagazoui 西面

駐車スペースから直ぐ壁に向かいます。

1p目。

1p目。気を付けるのはルートを外さないこと。

4p目の核心部。

4p目。フェースを左へ。

5p目出だし。出だしだけ少々緊張。

終了点の横断バンドから。左側はAverau,Cinque Tori 方面。

下降は解り難いところも。

 

7/17 

Tri Cima Cima Grande                        

Cima Grande Normal Route  6:50 取り付き 10:05山頂 14:10 取り付き

ヨーロッパのピークらしい十字架やマリア像のあるピークを登ろうということでTriCima(ドライチンネ)のCimaGrandeを登ることにした。CimaGrandeは去年天気が悪く、ルートも解らなくなり敗退したルートだった。4時起床、部屋でヨーグルトなどの軽食を済ませ、Auronzo小屋へ向う。今日は天気も良く、CimaGrandeもはっきり見える。先行するガイドパーティ2名は我々が取り付きへ到着するとき既に登り始めていた。今年は残雪が多く去年よりも時期が1ヶ月早いので取り付きには雪が大量に残っていた。50mの8.5mm1本だけの最小限の装備で取り付く。第1ノッチのコルからアンザイレン。第3ノッチまでは去年登っていたので全く問題がなかった。第3ノッチからは少々解りずらい、慎重に乏しい残置や支点を求めて登る。顕著なチムニーを登っていると右のカンテからガイドパーティが追い付いてきた。これでルートはファインディングの問題はほぼ解決した。離れないように一生懸命ガイドについていくがどうしても離されてしまう。RingBandと呼ばれる上部バンドを左へトラバースするところでガイドパーティにおいていかれてしまった。上部の岩場に何処で取り付くか迷ったがなんとか左上する凹角を見つけその後も少々の間違いの後ガイドパーティに祝福されて頂上の十字架へ。下りはロワーダウンと懸垂を多用したが懸垂の回収ロープが引っかかったりで登りと同じ時間がかかってしまった。後続のイタリアガイドは親切でロープの回収ではすっかりお世話になってしまった。

左はCimaGrande、右がCimaPiccola。コルの手前が取り付きです。

取り付きから上コルまでは雪が残っています。

取り付き。左上へガリーを登ります。

第一ノッチへのガリー。

第一のNotchから第二Notchへの登り。

第二ノッチから第三ノッチへの登り。

第三ノッチ。去年はここまででした。大きなバントが走り視界が悪るかった去年はウロウロしました。

 

チムニーでガイドパーティに先行してもらいました。

ガイドパーティの後に付くと気分が楽になります。

下り,このチムニーで回収ロープがひっかかりました。

先行ガイドパーティに離されたと思ったら、新たなガイドパーティ3人においつかれました。

上部バンドまでもう少しです。

待望の頂上十字架。

南方面、後日登るTorre Wundt?

下り開始。下りも登りと同じ時間がかかりました。

第一ノッチへの懸垂。

Cima Piccola Yellow Edge

取り付きへ戻りました。一安心。

7/18

昨日はガスが少々かかったが、今日は素晴らしい晴天だった。のんびりと屋根裏部屋のホテルを発ち、Misrina湖へ向う。Auronzoへの途中である。湖畔でウロウロしTorreWundtへの登り口の駐車場を見つけるかが駐車場は満杯。湖畔のレストランで昼食をとり14:00過ぎに戻ると駐車スペースを1台分を確保することができた。そこから今夜の宿RifugioFondaSavioへ約1時間30分。途中から明日登攀するTorreWundtのSouthfaceの下を通る。ザックをデポして取り付きを確認へ。丁度3名が下山してきたところだった。物凄い数のカムやナッツを持っている。自分は2番以下0.5までとマイクロカムを1個持っているだけだった。状況を聞くと彼らが強調したのは下降時の5回目の懸垂は25mで全然足らず苦労したとのことだった。小屋は取り付きから20分ほど。小屋はクライマーは他におらずトレッカー中心の小屋でのんびりしていた。ここからAuronzo方面などへ行けるらしい。この小屋はチロル衣装の肝っ玉母さんが切り盛りしていたが食事は美味しかった。

最高の天気でハイキング日和。

峠を越えるとTorreWundtが見えてきました。

小屋への道は明日登る岩壁の下を横切ります。

取り付きまで偵察。調度3名が下山したところ。貴重な情報を得ました。ルートも明瞭でした。正面の右上クラック。

イタリア山岳会の小屋。RifugioFondaSavio

今まで泊まったヨーロッパの小屋の中で一番ののんびり小屋。

夕食後の散策。日没直前のRifugioFondaSavio。

7/19

Torre Wundt South Face

Torre Wundt Massorana  8:25取り付き 10:45TorreWundt山頂 13:30取り付き

朝はのんびりした小屋だった。皆と一緒に朝食を済ませゆっくり出かける。今日小屋から取り付くのは我々だけだった。

1p目 簡単なコーナークラックを登る。下から見るよりスタンス、ホールドが豊富。ガイドブックにある支点が見当たらず最後ウロウロしてしまった。35m

2p目 登りはじめた立派な支点を見つける。支点の上へ乗り越すところが少々悪いがあとはテラスまで。20m。

3p目 浅いチムニーからコーナークラック。右のスラブとクラックのフレークを使って登る。慎重に登ると必ず何か見つかる感じ。」30m。

4p目 更にチムニーを登る。途中左がわの壁は右のチムニーからこえる。大きなチムニーの入り口のテラス。30m。

5p目 大きなチムニーを登り、テラスに出る。30m。更にフェースを登るがロープが重くランアウトするので緊張した。20m。チムニーの上の明るいカンテでビレイ。

6p目 簡単なバンドをいっぱいに50m。

7p目 簡単なフェースを15mで山頂へ。

山頂からは昨日登ったCimaGrandeが臨まれ素晴らしい景色だった。下降は西側を5回の懸垂で降りるが最初と最後回収ロープがひっかかり何とか回収することができた。Misrima湖の近くの駐車場へ戻りそのままCortinaへ。CortinaでSガイドと遭遇。明日CimaGrandeとのことだった。Cortinaでは行きつけの生ハムレストランへ。

取り付きへ。くの字形のクラックがルート。

1p目。

2p目。クラックの中にいるのですが?

2p目終了点。

3p目。クラックに入ると安定します。

3p目終了点へ。

4p目。クラック。

5p目終了点へ。

頂上へ抜ける。

頂上へ抜けました。

後ろはCimaGrandeです。

誰もいない頂上は気持ち良い。

CimaGrande。

初めてのところでの懸垂は緊張します。

4回目の懸垂。途中で50m懸垂に切り替えました。回収ロープ2度ひっかかりましたが何とか回収できました。

7/20

朝から余り天気は良くなかった。Cinque Torriの短いルートを登ることを考えたが、Sass de Striaの岩登りゲレンデへ行くことにした。このゲレンデは去年HexensteinのSouthAreteを登ったとき観察していた。天気が変わっても簡単に車へ戻れるゲレンデだった。現場に着くと、既に10名以上のクライマーが練習していた。年配者が多く、ウイークデーの鷹取のゲレンデという雰囲気だった。岩場の根元には雪が未だ残っている場所もある。雪が残っているので、空いていた5aのルートを登る。5aは大体5.8くらいだが、部分的に5.8という感じだった。2本目を登っていると雨が降り始めた。急いで終了点まで登り本日の終了。洞窟状の庇で地元のクライマーと雨宿り。シャンペンやハムなどを勧められる。我々もかりんとうなどを出し暫しの交流だった。我々を日本人と確認してから急に友好的になったようだ。

中高年も多く皆気軽にトップロープで練習していました。

5.8位のルートです。

靴が雪で濡れているので微妙です。

皆陽気なイタリアン。楽しかったです。

7/21

朝から激しい雨だった。15時過ぎのドバイ行きの飛行機へ搭乗するだけだったので余裕をもってVenziaの空港へ向った。ドバイには現地時間23時過ぎに到着。8時間以上の待ち時間の後、7/22の深夜猛暑の羽田に到着した。

8日間お世話になったFiat500。マニュアルも慣れたところでお別れでした。

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2018.4.28~5.4 知床の山旅

知床の山旅

2018.4.27

夕方東京発ひたすら運転して八戸港へ。八戸フェリーターミナルコンビニ駐車場泊。

八戸港フェリーターミナル。

2018.4.28

八戸フェリーターミナルより苫小牧へ。大谷がホームランを打った試合を見ながら7時間の船旅。フェリーターミナルより道東道追分インター近く、安平町の温泉施設ぬくもりの湯へ。道東道へ乗り行けるところまでと帯広方面へ向う。途中、札幌組3名のYさんより電話が入り、斜里道の駅で待っているとのこと。Yさんは旧アルムのメンバーで50年前に穂高の屏風岩の左端、ゼロルンゼと呼ばれるハング帯に現会員のHとルートを開拓した当時のアルムクラブのコアなメンバーだった。大学卒業以来50年近く札幌在住である。他の2名は昔神戸の山岳会で活躍した79歳のKさんご夫婦だった。今日中の合流は諦めて本別の道の駅ステラ泊。

本別道の駅ステラ。

2018.4.29

10時過ぎ斜里の道の駅で札幌組と合流。斜里の道の駅は駐車場が狭く大きなキャンピングカーでの車中泊は肩身がせまかったとのこと。早起き3名は斜里岳の取り付き根北峠と海別岳取り付きである天へ続く道の行き止まりを偵察していた。今年は雪解けが早いらしい。5名で羅臼岳を偵察に知床峠へ。知床峠は4/27に開通したとのことだったが峠の雪は少なかった。峠からの羅臼登頂ルート南西ルンゼ上部は黒々としていた。南面の雪渓も10時オープンの知床横断道路では相当緩むだろうし道路が閉鎖される15時30分までに下山するのは難しいだろう。登るならば夏道のある北側の木下小屋から登ることが考えられた。斜里へ帰る途中、海別岳の取り付きへ。“天へ続く道”終点付近の想定していた取り付き194m地点には全く雪が無い。海別林道沿いに313m地点まで車で登った。ここで少々雪が出てくる。車も2,3台ならば駐車できそうだった。そこから10分程歩いて偵察。雪が出てきたが上部まで繋がっているか不確かだった。どちらにしてもスキーでは無理だろう。夏道の無いこのルートは雪が無ければ苦労することは明白だった。斜里へ戻る途中、根北峠を偵察。心配された雪は峠からなんとか繋がっているようだった。明日は斜里岳を根北峠から登ることにした。温泉のある清里町の道の駅パパスランド泊。この道の駅は駐車場も広く快適だった。夜中、車が揺れるような強風が吹き登山を半分あきらめていた。

知床峠より羅臼岳の南面。南西ルンゼの上部はまったく雪が無い。

2018.4.30

斜里岳スキー登山。

根北峠 7:00 1130m地点10:05  根北峠11:30

朝4時起床、風は弱まっていた。根北峠へ向う。予想された他の登山者の車も無い。490mの根北峠でシールを装着し5名で斜里山頂へ向う。暫く樹林帯の緩いスキー登高が800mあたりまで続く。ここでK夫妻は峠へ引き返す。残る3名で傾斜の増した尾根をスキー登高。雪が切れているところもあり、キックターンに苦労する。1130mあたりまで登り尾根の上へ出たが這い松の混じる尾根が続いている。山頂尾根の上部も南側は緑が多くスキーでの登高は苦労が多そうだった。ここで、上部は風も強そうだし今日は終了として大休憩し景色を楽しむ。根北峠までの滑降は木が多く余り楽しくないが歩くよりははるかに楽だった。下降途中、若者3名(スキー2名、スノーシュー1名)、テレマーカー1名が登ってきたが若者3名はやる気満々だった。根北峠にはK夫妻が無事に待っていた。明日の天気予報は悪く停滞のつもりで斜里道の駅泊。

根北峠からの林道沿いに取り付く。

林の中の緩い斜面を気持ちよく登ります。

斜里岳への稜線で出ました。

稜線上も青々としています。ここで終了。

今回あきらめた海別岳。

札幌のYさん。

ほとんどが横滑りでした。

2018.5.1

朝より霧雨模様。午後より天気が少し回復したので岩尾別温泉へ羅臼岳への偵察に行く。“ホテル地の涯”は6月の営業をめざして改装中だった。ホテルの裏にある木下小屋付近に雪は無く、少し登ると雪が見える程度だった。明日は登山靴で登ることになった。登山靴を持って来なかったYさんはアプローチシューズにアイゼンを着けて登ることになった。ウトロへ戻る途中、知床自然センターに寄り熊よけスプレーを借りる。一日1000円、安全のための2000円投資。ウトロ道の駅にて車中泊とした。駐車場で足立から来た男性1名が話しかけてきて明日スキーで羅臼岳へ登るとのことだった。状況についてはお話したがスキーで登るつもりらしい。

2018.5.2

羅臼岳登山

木下小屋4:30 弥三吉水あたり7:10羅臼平上部8:50   羅臼岳山頂10:50 木下小屋15:00

3時に活動開始し、コンビニに寄り岩尾別温泉へ向う。未だ暗かったので鹿や狐などの動物に注意しながらの運転で木下小屋まで行くが我々だけだった。大分明るくなっていたが用心のために熊よけ爆竹を鳴らし出かけた。鈴、電子ホイッスル、ラジオなどが熊避けの道具だった。昨日借りた熊スプレーは最後の手段。樹林帯の急な登りから雪のある稜へ出る。途中夏道を外してしまい、藪の中を進む。思わぬ時間の消費だった。藪を抜けると潅木のまばらな雪原へ出た。このあたりが弥三吉水といわれる夏の水場かもしれない。ここでK夫妻は引き返すことになった。ここから夏道を大きく右に外れ、スキーのシュプールのある尾根を目指す。途中大きな熊の足跡を発見。指のあともハッキリ残っている2時間以内の足跡だった。ここでアイゼンをつけ正面の尾根の急な雪壁を登る。広い尾根を左へ戻るように羅臼平の上部へトラバースして出る。ここからは羅臼岳は目の前なのだが、青々とした浅い這い松帯に正面をふさがれる。高山植物帯とみられる斜面を恐々と登り、左側(羅臼側)の夏道へ出る。数分で羅臼側からの登山道へ合流した。頂上へは雪壁を直登氏最後は右にトラバースして山頂直下の岩場を避けた。誰もいない羅臼の山頂は静かだった。山頂では今まで見えなかった国後島がかすかに見えるほど天気が回復していた。アプローチシューズにアイゼンとうい即席の装備で登ったYさんだったが気温が下がらず幸いだった。木下小屋へはK夫妻も無事戻っており安心。足立からのスキーヤー1名は途中で引き返したとのこと。帰りは知床自然センターに熊スプレーを返還、熊の足跡の件も報告した。あの辺りには雄のはぐれ熊が出没するとのことだった。清里町パパスランド泊。

小屋からの急登がおわり雪のある稜線へ。

弥三吉水あたりで休憩。

熊の足跡。爪あともクッキリ。かなり大きい熊でしょう。

羅臼平へトラバース。

羅臼平付近。雪が少ない。

羅臼平上部。這い松帯に進路をふさがれました。夏道はもっと左。

Nさん。後ろはオホーツク海。

U。アルパインスタイルの方が楽です。

アプローチシューズで頑張ったYさん。

2018.5.3

天気は霧雨。赤岩青巌峡の岩場に立ち寄って札幌へ向う。寄り道した摩周湖もまさに霧の摩周湖。視界は20mほど。本別道の駅ステラに再び立ち寄り、アンコロ餅を買う。この辺りの小豆の餅は絶品である。残念ながら”おはぎ”は無かった。赤岩はまたの機会として札幌へ。札幌南区、滝野ゴルフクラブ近くのYさん宅へ。5年かけて自分で造った素晴らしい家だった。豆乳鍋をNさん主導でつくり5人で楽しい反省会。

Yさん自作の家。軽井沢の別荘のようです。次回からの北海道活動拠点?

2018.5.4

朝3名と別れ小樽へ。夕方小樽よりフェリーにて新潟へ。

2018.5.5

新潟港着

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2018.03.17 八ヶ岳夏沢鉱泉G4アイスクライミング

去年は暖冬ということもあり、アイスクライミングへ行く機会が無かった。今シーズンも行かないとアイスクライミングを忘れてしまうので、初めてでしたが夏沢鉱泉近くの沢へ行きました。夏沢鉱泉までの道は前面氷結状態、アイゼンを着けずに何とか小屋へ到着、小屋の親切な女性にG4と呼ばれる沢を薦められG4へ行きました。顕著な赤テープマークを最初見過ごし少々行き過ぎるが氷滝の下へラッセルもなくたどり着きました。2年ぶりのアイスということで、一番簡単そうなラインをリードしました。アックスやアイゼンがどの程度効くか不確かで恐々の登攀でした。その後トップロープで数回ラインを替えて練習早々に引き上げました。氷壁には誰も登った跡も無く気持ちの良い練習ができました。

夏沢鉱泉小屋までのツルツルの林道。

夏沢鉱泉小屋。小屋のパジェロは4輪チェーンで宿泊客のザックを運んでいました。

G4の滝へ。

恐る恐るの久しぶりのリード。

この辺り水音が聞こえました。

トップロープで練習。

少しラインを替えて練習。

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2018.03.11 八幡平茶臼岳BC

2018.03.11 八幡平茶臼岳 BC

9:40 御在所駐車場  12:50茶臼岳山頂 14:00 御在所駐車場

数日前の雨や気温の上昇で、八幡平一帯はガリガリの硬い雪に覆われていた。ラッセルは全くないのだが、モミヤマを右に撒き前山へ向う斜面は硬くスキーでのトラバースは大変だった。茶臼岳直下も硬くシールでの登りはほぼ限界で方向転換は要注意だった。下りもほとんどガリガリの斜面で滑降を楽しむというより唯下るだけ、左の斜滑降が中心で左足が疲れてしまった。今回使った幅広スキーは登りも下りも適さず細い板が欲しくなった。天気には恵まれたが先週までのパウダーが懐かしかった。

御在所駐車場からの出だし。アスピーテラインの除雪作業は明日から開始。

モミヤマの山頂へは出ず、途中前山へトラバース。

モミヤマから前山。

茶臼山頂への登り。

今シーズン2度目の茶臼山頂。

下りはガリガリ左斜滑降中心。アルペンの硬い板が欲しかった。

 

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2018.02.24 谷川岳西黒尾根

2018.02.24 谷川岳西黒尾根

5:00ロープウエイベースプラザ 10:25トマの耳 11:50ロープウエイ天神平ステーション

何処に行くにもパートナーが見当たらず単独で行ける西黒尾根へ行くことになった。登山指導センターの裏手から物凄い積雪。今まで経験が無い積雪量で、除雪してある道路から這い上がるのに苦労する。西黒尾根上は殆ど岩が露出しておらず、ラクダの背の鎖場もほんの少し鎖が見えている程度だった。アイゼンの調節が不良で、調節に時間をかけていると単独スキーヤーがシール登高で追い抜いて行く。速さにも驚くが西黒をシールで登るけキーヤーを見るのは初めてだった。久しぶりのアイゼン登攀すっかり疲れて時間がかかったが午前中にロープウエイの駅に着くことができた。年々落ちる体力にガッカリした登山だった。

森林限界を抜け日の出。出だしは寒く穏やかの天気。

ラクダの背を行くシール登高の若いスキーヤー。

ラクダのコルより。

小屋と標識。何時もより埋まっていました。

岩が見えていることもあるトマノ耳ですが、雪に覆われていた。

熊穴沢避難小屋と天神平の間。何時もFixRopeが露出している露岩も雪に覆われていた。スキーヤーはシールを付けたまま滑り降りていた。

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2018.01.07安比西森~八幡平屋の棟岳BC

2018.01.07 安比スキー場西森から八幡平屋の棟岳BC

10:20西森リフト頂上 10:50屋の棟、西森コル

12:30屋の棟岳  12:55南面下降開始  13:50御在所旧スキー場

14:10旧スキー場トイレ

https://www.youtube.com/watch?v=_MRgcTsxlM0

屋の棟岳南面は雪質が良いと素晴らしい斜面だが、この2,3年は暖冬で雪質に恵まれなかった。今シーズンは久しぶりに寒い冬。前日から満を持してのBCだった。しかしながら朝起きると、寒い冬に多い強風でゴンドラが動きださない。装備をもってゲレンデに出ると9:30過ぎにゴンドラが動きだし、10:00には西森リフトも動き出した。予定より1時間遅れの行動開始だが屋の棟までなので問題なかった。強風だが林の中が多く気持ちの良いスキー登行、最後は大黒森から来たトレースに合流した。一番乗りのつもりだっので少々残念だった。御在所までの下降は素晴らしい雪質で数年振りに屋の棟からのパウダー滑降を堪能した。

 

 

 

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2017.12.16 西森山ミニBC

2017.12.16 安比西森山ミニBC

昨年と違い、今シーズンは積雪豊富な安比高原ですが、稼働しているリフトは半分ほど。西森のリフトは稼働準備にも入っていません。新しいZagSkiとクライミングスキンを試すために西森のゲレンデを登り山頂へ。今シーズン西森山初登頂。久しぶりに履いたZagSkiですが深雪は勿論ゲレンデでも滑りやすいスキーです。

山鳩コースから外れて西森への登行開始。

ZagSlapにVoileのクライミングスキン。

リフト終点まじか。

リフトの終点から山頂へ向います。

最後の登りはBCらしい雰囲気。

木に囲まれた狭い西森山頂。

山頂の標識。

リフト運行が始まると許されないリフトラインを滑りました。

手付かず西森ゲレンデ。

 

ZagSlap S104

12/27オープン前のキッツキコース。

 

 

 

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2017.9.2~9.10 ドロミテ クライミング

2017.09.02~9.10 イタリア・ドロミテ

9.2 Cortina d’Amezzo

毎年訪れているヨーロッパだが今回は初めてドロミテへ。色々な情報を推測して今年のヨーロッパは気温が高く氷河の状態がわるそうだった。氷河の無いアルプスということでドロミテにやってきた。ドロミテは岩登りの殿堂、フリーの上手でない我々に登れるルートがあるだろうか?経験の少ない石灰岩の岩場も不安だった。

パリ経由で初めてベネチア空港へ。空港からはマニュアル6速のレンタカーでCortinaへ向かう。レンタカーのGPSはポータブルタイプで頗る扱いにくい。マニュアルも1年ぶりでエンストの連発。何とかCortina d’Ampezzoに到着するが冷たい土砂ぶりの雨に見舞われた。

頼りの英訳ガイドブック。左はドイツ語から右はイタリア語から。名称などドイツ、イタリア、英語が混じり混同する。

9.3 Col deiBos ViaFerrata

朝起きると山の上部には雪。低い山の南面ならば午後には登攀可能かもしれない。しかし、我々は現地不案内。しかたがないので、SS48を通って Pass Falzaregoへ行き様子を見ることとした。Falzarego峠には山小屋があるが、食堂土産物なども売っており観光拠点だった。停まっている車の屋根には10cm程の雪が積もっていた。ここでやっと地図を手に入れ今日の行動を検討。岩登りは雪があるので止めにして、少々な雪でも登れそうな近くのCol deiBosのViaFerrataへ行くことにする。峠から少し下ったレストランStrobelの駐車場から上り始めるが、ここにたどり着くのに少々行ったりきたりしてしまう。レストランの裏手からトレッキングルートを第一次世界大戦の野戦病院の跡まで登る。そこから Ferrataに取り付いている数名が見える。ルートは最初少々急な登りで途中傾斜が緩くなり最後は頂上へ急傾斜で終了する。上部は雪も見られたが素手で登ることができた。頂上だと思ったらCol dei Bos 山頂は15分ほど登ったFalzaregoTower寄りだった。

 

SS48をFalzarego峠へ。Tofan Rozes も雪が積もっている。

Falzarego峠の小屋の前の駐車場。前夜から停めてある車には雪。

野戦病院の跡。

岩壁に造られ野戦病院。

フェラータの取り付き。クラックの左側です。

フェラータは簡単な人工登攀。カラビナの架け替えが面倒です。フェラータ専用カラビナが便利だと思います。でも、墜ちたら確実に死ぬので注意は普通のクライミングの同じです。

フェラータの終了点。山頂は後ろに。

Col dei Bosの山頂。鉄条網と当時の木材で作った十字架。

9.4 CinqueTorriCimaSudSouthFace

天気予報は良くも悪くもないということで、近場のCinqueTorriへ行くことにした。Falzarego峠へ向かうSS48を途中左に入りすれ違い困難な山道をRifugioCinqueTorreへ向かう。山道は20分ほどだが対向車が来ないことを願いながらの運転だった。CinqueTorreは山小屋の真上歩いて15分ほどだった。当初我々は一番簡単そうなToreGrande CimaOvestのルートを登るつもりだった。そして、たどりついた最初の岩山をCimaOvestと思ってしまった。クラックに取り付いているクライマーと順番待ちのドイツ人2名がいた。てっきりこれがCimaOvestの人気ルートと思い込み。彼らにルートを確認したところ“そうだ、一番ポピュラーなルートだ。”とのことで我々もここに取り付くことになった。我々の後にガイド風の上手そうな3人イタリアパーティも並ぶ。

1p目。簡単なフェースからクラック。クラックには残置があるが越えるのに勇気がいる。越えたところで、カム、その上の膨らみを左から乗り越える。岩が磨かれておりホールが不確かで難しかった。

2p目。左側の短いクラックを登り。そのまま右の簡単なフェースを登ってバンドに出る。どうも間違えたらしい。バンドの先でルートが途切れる。途中の支点までNに登ってもらいそこから15mほどロワーダウンで降りる。見落とした支点がテラスにあった。

3p目。先行パーティが消えたのは左にトラバースしたからだろうと庇が覆いかぶる簡単なバンドを左にトラバース。15mリング支点まで。ここで先行者の声が聞こえた。

4p目。庇の下を5mほどトラバース。ホールどスタンスはしっかりしているが先が解らないので怖い。クラックの下に出て、残置にほっとする。クラックと左のカンテ状のホールドを使いながら登る。左右のバランスが難しかった。クラックを左側に抜け、大きなテラスへ。ここで先行者に追いつく。

5p目。先行者は残置の多い右側のフェースを登り難しそうなトラバースで左のルンゼへ戻っていたが、我々は左側のルンゼを直上。残置はないが難しくはない。

6p目。短いクラックの下まで登り。クラックを登る。残置はあったが被っていて難しかった。3番のカムで思わずA0。チムニー状のルンゼを登り最後はチムニーを左側から越え岩場の肩にでる。

7p目。広いバンド状のテラスから微妙なフェースを登る。3本ボルトがあったがハンガー3本とも無かった。フリー状態の出だし8m。リーチが長い方なので何とか乗り越える。あとは傾斜の落ちてき壁をルートを選びながら山頂へ。このピッチ、リーチの短いNには出だしが大変だったらしい。

下降は後続の若いイタリア人カップルと4回の懸垂で岩壁の南側へ。後続のはずだったガイド風3人パーティは1p目で敗退したらしい。明日は天気が良いとの予報で、そのままSS48でCortinaを通りこし、Mizurinaへ向かい明日のTreCime(いわゆるドライ・チンネ)に備える。夜解ったのだが、今日登ったルートはTorreGrande CimaSud,SouthFace のMyriamというルートでガイドブックの表紙の写真にも使われている有名ルートだった。思わぬ苦戦で落ち込んでいたが、自信を取り戻した。

RifugioCinqueTorre

小屋から直ぐのToreGrandeCimaSouth

Myriam。右のクラックを登り、大きな庇の下を左にトラバースする。

1p目の出だしを登る先行ドイツパーティ。

1p目。核心のクラックは越えました。

1p目上部は難しくないがランナウト。

1p目終了点へ。

核心のトラバースを終え、クラックからカンテフェースへ。

TorreGrande CimaSud山頂。

最後のピッチ思わぬ苦労。終了しました。

井戸を降りるような空中懸垂。

南壁の基部へ。

 9.5 TreCime CimaGrandeSouthFace

朝起きると天気は余り良くなかった。CimaGrandeのSouthFaceのノーマルルートなので多少天気が悪くとも登れるだろうとの気持ちだった。Auronzo小屋へ向かうが、途中、料金所があり有料道路料金なのか入山料かわからない20ユーロをとられた。9時過ぎだったがAuronzo小屋の広大な駐車場は既に半分車で占められていた。Lavaredo小屋方面へトレッキング道を進むが人でいっぱいだった。我々はCimaGrandeの真下から斜め左へ入りCimaGrandeとCimaPiccolissimaのコル方面へ入る。途中ガイドパーティの2名に抜かれ、ノーマルルート取り付きで合流する。そのころから霧雨が強くなり始める。他に1パーティ3名も思案している。ガイドの2人パーティはアンザイレンして登っていった。

我々も躊躇したが、“行けるところまで”と10:00取り付く。ランペを左上してルンゼに入る。ルンゼの左側のフェースを登っていく。我々フリーだったので途中ガイドパーティに追いつく。そこで我々もアンザイレン、コンテで行くが途中チムニーの乗っ越でスタカット。程なく岩稜のコルへ出る。コルから左のフェースへ移り2,3級のフェースを登り大テラスへ。テラスから左へバンドが続いていて、右上がザラザラのルンゼへ繋がっている。迷っているとバンドからアンザイレンした2人が現れた。ルートは白いザラザラルンゼを直上とのことだった。彼らは何処から来たのだろうと考えた。おそらくCimaGrandeの南側は傾斜が緩く、横断バンドが何本か走りハイグレーのトレッキングに使われている模様。ルンゼを進むとリングの支点、さらにチムニーを左から越えると広いルンゼに入り左に登っていく。岩壁の下コルのようなところに出る。コルからは明瞭の踏み跡が左に続いている。このコルから岩場を直上するのか?3級くらいなので登ることは難しくない。しかし、ルートを間違えると降りるのがやっかいである。そのころ雨も強くなり霧で上部がどうなっているか解らなかった。ガイドパーティも近くにいるのだろうが声も聞こえず姿も見えない。バンドを少々壁の真ん中へ進み情勢を探るが解らない。取り付きも遅かったし天気も悪い、おまけに寒い、特に手が冷たかった。ヨーロッパでは今まで散々迷ったことを考え下山することにした。下山は3箇所ほどでロワーダウンをして12:40取り付きへ戻る。誰にも会わなかったので後続組みも諦めたのだろう。Auronzo小屋へ戻ると駐車場は満杯人が多くびっくりした。

Auronzo小屋を振り返る。かなり大きな小屋です。

CimaGrandeの南壁。傾斜が緩く、横断バンドが何本も走っています。これがルートファインディングを難しくします。

雨が降り始めたので雨具を着て思案中。

ガイドパーティはアンザイレンして登攀開始。左上するクラック沿いがルート。

下山途中、マーモットを見っけました。かなりもこもこでした。

9.6休養日

天気予報が余り良くなかったので休養日。Cortina の中心部からFaloriaのロープウエイ乗る。何処へ行くのか良く解らなかったがここへ登ればCortinaが俯瞰できると考えた。ロープウエイの真下にはSkiClub18というViaFerrataを登っている人達が見えた。ロープウエイの頂上駅からはスキー場が広がっていた。Cortina へ降りて時間があったのでFalzargo峠へ行き、明日登る予定のSass de StriaのHexensteinというルートを道路から観察した。下部はショートルートのゲレンデになっており10名ほどが練習していた。

Faloriaのロープウエイ山頂駅。

ロープウエイから見るフェラータルート。

コルチナの町中。

現地の人が多いピザ屋。

9.7 South Arete, Sass de Stria 

朝天気は良い、又SS48をFalzargo峠へ。昨日の偵察通りLagazuoiロープウエイステーションの横の道を数分走り駐車するが他の車はない。Sass deStriaの長い岩壁の下を斜上して行く。トレッキングルートを右にはずれ取り付きと思しき地点右上すると、既に取り付いているクライマー数名、3名のガイドパーティと若いドイツ人カップルパーティだった。

1p目。大きな凹状のフェースからコーナークラックの下まで。簡単で何処でも登れる。

2p目。ちょっと難しいコーナークラックを越え、カンテを進む。

3p目。快適なカンテを更に登る。残置は無く、カムも決めにくいピッチ。

4p目。カンテから右の壁のチムニーを登り。左のカンテへ戻っていく。

5p目。右のバンドからクラックを登り。カンテの大きなテラスへ。

6p目。右側の簡単なクラックを登り。右へピナクルの後ろを大きくトラバース。クラックを乗こしてテラスへ。最後ホールドが砂っぽく滑りやすい。

7p目。右のガリーを登れば簡単に頂稜へ出ることができる。左側のクラックがこのルートのハイライトとのことだったので、クラックを登る。見た目より難しくない。

8p目。フェースをNリードで山頂へ。

ドイツ人カップルのロープ操作などが遅く、ピッチ毎に待たされたが、会話が弾み楽しい登攀だった。このルートは南面で明るく、見晴らしも露出感も素晴らしいルートで登っていて楽しくなった。Sass de Striaの山頂からの下りは第一次大戦の遺跡そのものだった。山頂からの道は当時の塹壕通し、銃眼などもそのまま残っていた。悲惨な塹壕戦の傷跡そのものだった。

取り付き。

2p目。出だしのクラックを登るドイツカップル。

大きなラインは左のカンテですが、右のクラック、フェースの弱点を登ります。

6p目。簡単なクラックを登り、ピナクルの裏のバンドへ。

 

CinqueTorriが遠望できます。

最後の核心のクラック。

最後のクラック。

意外と簡単だったハイライトのクラック。

頂上の十字架に着きました。鉄条網でできた十字架ではありませんでした。

大きな十字架です。

山頂からつながる塹壕。

塹壕に造られた銃眼。

石灰岩を削って造られていました。

古い木材と鉄条網でつくられた十字架。何とも言えない悲しい雰囲気でした。

9.8 Cima Ovest,CinqueTorri

本来なら最初に登るつもりだったSouthWestFaceのViaDelleGuideというルートを登りに行った。3パーティほどが待っていた。一の倉の南稜みたいなルートだから待っても大したことは無いだろうと思った。大間違いで2時間も待たされてしまった。

1p目。簡単なフェースを右上。ハング下の支点で待たされる。

2p目。ハング越えはホールドが多く簡単。10m上の支点でピッチを切っていた先行4人パのーティに先に行かせてもらい50m。

3p目。大きなハング下を右上してカンテからテラス。支点の上を左に乗り越し、簡単なフェースを50m。

4p目。大まかな岩のフェースを登って山頂へ。

登攀時間だったら1時間もかからないルートだろうが、余り経験ないクライマーの入門ルートかもしれない。しかし、それなりに楽しいルートだった。頂上からは北側へ懸垂3回。

1p目を登る先行パーティ。

2p目。

3p目。

CimaOvestの山頂。

9.9 Venezia

Cortinaは朝から天気が悪い。雨が降り出す前に車に荷物を積み込みVeneziaの空港方面へ向かう。途中で大雨に会うが空港近くのMestreに着くころ雨は止んだ。13時過ぎ、ホテルに車をデポし、トロリーでVeneziaへ向かう。橋を渡りVeneziaは島だということが初めて解った。岩山のドロミテから中世の水上都市へ。その落差は大きかった。

観光客から離れた水路、昔と変わらにのでしょう。

幻想てきなベネチアの夜。6時間ほどの滞在でしたが十分でした。

9.10 Venezia~Tokyo

Venezia空港よりパリ経由Tokyoへ。

 

 

 

 

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2017.08.18~08.27 皆既日食&コロラド・クライミング

2017.8.18~2017.8.27アメリカ コロラド ランーリッジ,ボルダ―フラットアイロン クライミング

参加者:TA,KA,HH,CH

行きなれたコロラドからも近いワイオミング州またはネブラスカ州で皆既日食が体験できるということで,今年もコロラドに行くことに。コロラドが初めての人にも快適かつ絶景,岩稜群が楽しめる,ランピーリッジとフラットアイロンでのクライミングに参りました。

8月18日、夜デンバー着。

8月19日は高度順応?(デンバーで1600m位)も兼ねて,レッドロックパークに出かけ,砂岩の岩塊?に囲まれた野外音楽堂を見学しました。ビートルズやABBAも演奏したという,米国トップクラスの集客・収益を誇る会場だそうです。

レッドロックパーク(デンバー郊外)

レッドロックパーク周囲の景色

8月20日,翌日の日蝕に備えて移動。8月21日,西に向かった方が晴れの確率が高いという天気予報の情報を頼りに,ワイオミング州とネブラスカ州の境界近くのMorrilという田舎町まで移動し,小さな児童公園と思しき公園で日蝕見学しました。アメリカでも日蝕は大盛り上がりで,大勢の人が見学できる場所を求めて右往左往,田舎のガソリンスタンドのトイレは長蛇の列でした。皆既日食は初体験でしたが,完全に太陽が隠れる寸前と現れ始める時のダイヤモンドリング,完全に隠れた時の異様な暗さとコロナは体験できて良かったと思いました。実際に暗くなり始めるのは太陽が8割方隠れてからで,太陽は凄い!と改めて感じた瞬間でもありました。

日蝕終了後,日蝕渋滞にはまりながら,ロッキーマウンテンナショナルパークのゲートタウンであるエステスパークに向かい夕方7時頃到着。

コロナ

8月22日は,23日のランピーリッジクライミングに備え,ガイドから前日は公園内をハイキングして高度に慣れておくようにと予め言われていたこともあり,2,000m超の高所への順応目的で国立公園をハイキングしました。上高地で言えば河童橋に相当する(観光客が必ず行くところと言う意味で),Bear LakeからHallet Peakのバットレス取りつきに向かう一般用トレイルの終点,Emerald Lakeまで歩きました。Hallet Peakのバットレス取りつきまでは更に1時間程度ザレ場を進んで行くそうです。 ルートは5.7程度からあるそうです。この時は,自分では全然わかりませんでしたが,他の観光客が高性能カメラで観ていたため分かり,5.9を登っているクライマーが針の先程度に見えました。

Hallet Peakバットレス(Emerald Lakeから)

Hallet Peak(Bear Lakeから)

8月23日,ランピーリッジクライミング。TAさん達は,Batman Pinnacleの「Batman & Robin」(4ピッチ,5.6)というルートへ,我々はLeft Book Rockの「White Whale」(4ピッチ,5.7)というルートへ。

ランピーリッジの駐車場

右の一番高い岩が,The Book。それを左から回り込みLeft Bookに向かいます。

Batman Pinnacleは写真の一番高いBatman Rockの左下にある小槍状?の岩です。

White Whaleの1ピッチ目。途中の木にビレイ点を作ります。全体に快適な(インスボンの様な)花崗岩のクラックが続くルートです。フットホールドも豊富で,足がしっかり決まり,難易度的は全ピッチを通して小川山のハート アンド ソウルの1ピッチ目を易しくしたレベルかと思いました。本来4ピッチのルートでしたが,午後は雷雨予想であり,既に正午頃から遠くに雷の音が聞こえ始めたこと,4ピッチまで行くと下りがブッシュの藪こぎになり時間を要することなどから3ピッチで終了しました。

8月24日はレスト日。

8月25日はボルダ―のファースト フラットアイロンを登りました。フラットアイロンは,固い砂岩で,難易度5.6~7程度の超快適なスラブ登りです。 岩壁よりも登頂後下降点までのリッジ歩きの方が,スリルがある位です。この日は,雨の心配はないけれど暑くなるからということで,朝6:00に集合。まだ暗いうちから歩き始めました。コロラドは非常に乾燥している上,フラットアイロンは日陰のないクライミングになるので,水は,最低1.5L程度は必要です。また,一般用トレイルには現地の人がPoison Ivyと呼ぶかぶれる草が生えていて注意する様に言われます。予想通り,非常に暑いけれど快適なクライミングを終え,14:00頃には駐車場に戻りました。

Boulderの街の後ろにそびえるアイロンの様な形状の岩山がフラットアイロン。一番手前がファースト フラットアイロン。

ファースト フラットアイロンを登るColorado Mountain SchoolのガイドRusselとTAさん

我々をリードするColorado Mountain Schoolのガイド,Bobさん。

8月26日 ボールダーの隣町、ゴールデンにあるCoorsビールの工場見学に行き,タンブラー3杯までのフリー試飲を楽しみました。

8月27日 全員無事、デンバーを後にしました。

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