2017.05.20 谷川岳一の倉沢烏帽子岩南稜

2017.05.20 谷川岳一の倉沢南稜
5:00ロープウエイベースプラザ 6:05 一の倉沢出合
7:15南稜テラス 8:15登攀開始  10:40 登攀終了点
12:20南稜テラス 13:50 一の倉沢出合
参加者U、N
登山規制明け、今シーズン初めての一の倉沢でした。
何度も登っている烏帽子岩南稜ですが、毎年何かと心配になるのが
一の倉沢です。南稜テラスまで体力は大丈夫か? スムーズに
登れるか?混んでいないか?
ほぼ、ラストの出発でしたが、南稜の取り付きは3番目でした。前の
パーティはR鳳のKさん達で、待機時間も楽しい会話であまり気になりま
せんでした。同年齢のO森さんが参加していなかったのが残念でした。
今年は残雪が多くテールリッジまで快適でしたが、テールリッジの灌木や
石が不安定になっているのが気になりました。下りは要注意でした。
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残雪の多い一の倉沢出合い。下流側でも雪壁になっているのは初めてです。
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たっぷりと雪を残しています。テールリッジまで近く感じます。
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1p目のクラックを抜けます。登り過ぎか?岩がつるつるしてすべりそうです。
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馬の背リッジは広いので先行パーティのK原さんと入り乱れています。
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最終ピッチの壁。
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R鳳のK原さんに撮ってもらった最終ピッチの出口です。
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待機時間の長い下降でした。忍耐力つきました。
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2017.05.04明神岳東稜

2017.05.04 明神岳東稜

4:05嘉門次小屋 5:35宮川のコル 7:10ひょうたん池 11:00明神主峰       12:15奥明神沢コル 13:50岳沢小屋 15:50日本山岳会山岳研究所          参加者:U,N

5/3上高地の日本山岳会の小屋に食料少々をデポして明神池の嘉門次小屋に入る。小屋にはS原ガイドとクライアント4人が到着していた。去年も明神東稜を前後して登ったが今年も一緒ということだった。

5/4 3時過ぎに起床してS原ガイドパーティの後を追う。同行のNは去年より体調を崩しリハビリ中なのでゆっくりのペースで歩くことにした。今年は残雪が多く、目印の白いザレの手前でアイゼンをつけ右のルンゼに入る。雪が多く去年よりもはるかに登りやすい。宮川のコルで過ぎヒョウタン池までは直線的に雪面を登って行った。ガイドパーティは5名なのでペースがゆっくりで追っていく我々には調度良いペースだった。ヒョウタン池より長休止のガイドパーティを残して先行する。最初の壁に前夜尾根泊の5名が取り付いていた。彼らは難しそうな正面から登って時間をかけていた。我々は2pで左がわの雪壁から草付を定石通り登り5名を追い抜くことができた。そこからはコンテで雪稜を進む。途中2名1パーティを抜く。バットレスの手前のピークで長休止するが、頂上直下の壁に8名が取り付いている。休み終わっても殆ど進んでいない。下部の雪壁草付で2名1パーティに追いつく。バットレスの核心では追い越せないので、上部の雪壁で2峰側に斜上して8名を追い越すことができた。頂上に出ると直上してきたパーティのリードも出てきていた。バットレス直下で幕営していた6名で本日の先行パーティとのことだった。全員引き上げるには更に時間がかかるだろう。S原ガイドパーティも直ぐに現れる。余程のガイド能力がなければ4名を1本のロープで連れてくることは出来ないだろう。上高地泊の予定なのでゆっくりSガイドの後を奥明神沢のコルへ下る。ガイドの後はルートを考えないので楽だった。岳沢は沢山のテントで賑わっていた。その時長野県警の無線が聞こえてきた。コブ沢上部2900mで雪崩が発生し登山者が巻き込まれたとのことだった。普通の登山者が登るルートではなく、スキーヤーではないかと直感した。数時間後解ったのだが、遭難者は富士山などで何度もお目にかかっているMさんだった。冬に一の倉の本谷をスキー滑降したと聞いていたが、その悲報に愕然とした。4/30富士山に登った時も彼の姿を探したことが思いだされた。

女性の管理人に代わった日本山岳会の小屋は清潔で快適だった。

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宮川のコルへの登り。何時もは雪が無く登りにくのだが今年は快適。

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宮川のコル。

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宮川のコルの日の出。

 

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ヒョウタン池へ。

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最初の壁の2p目。

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バットレスの前のピークで大休止。

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明神主峰最後の壁。鞍部での幕営組8名が取り付いています。

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明神岳山頂。

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奥明神沢への下り。

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岳沢小屋直前。奥穂岳を望む。

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日本山岳会上高地高山研究所。

 

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2017.01.08 八幡平茶臼岳BC

2017.01.08八幡平茶臼岳スキー

9:50旧八幡平スキー場駐車場

12:50茶臼岳山頂  13:20茶臼小屋

14:30駐車場

参加者:U,N

天気は快晴。安比でのゲレンデレッスンのOプロ達と別れ旧八幡平スキー場へ。駐車場には寂しそうな狐が一匹寄ってくる。餌ずけされてしまっているのか?何かもの悲しい狐だった。駐車場の気温はマイナス1度、八幡平の気温としては異常に高かった。登り始めると直ぐに発汗、アウターを脱ぐが春山のような感じだった。今年は積雪が少なく灌木の頭がいたるところに出ている。積雪が十分ならばモミ山の下部をトラバースして前山を捲くのが茶臼への最短なのであるが、今日はモミヤマのピークに出て稜線を前山へ向かう。前山へのコルからはアスピーテライン沿いにしばらく進み途中から茶臼と前山の稜線へ強引に出た。何時もは寒い茶臼の山頂も暖かく、長休止してから、雪質の良さそうな茶臼小屋の前へ降りて滑り始める。ここだけは素晴らしいパウダー。3時間かけて登り、わずか20秒ほどのパウダー滑降だった。雪が少なく恵比寿沢方面へ降りすぎると藪地獄につかまる恐れがあった。稜線を前山、モミヤマへと戻る。ボソボソの雪質、灌木をぬいながらモミヤマの斜面を下り駐車場へ戻った。結論から言えば、小屋の直下だけで後はただ下るだけのスキーだった。

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何か悲しい。自然界にも高齢問題があるかも?

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笹の頭の間を登ります。

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茶臼岳への最後の登り。やっと雪山らしくなりました。

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茶臼岳山頂。後ろはモッコ岳。

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何時もの岩手山を背景に。

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茶臼岳から茶臼小屋へ。頂上直下のバリバリの雪を避けてパウダーを求めます。

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やっとパウダーに巡り合いました。

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登り3時間パウダー20秒のつかの間快楽でした。

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2016.10.15 子持山獅子岩

2016.10.15 子持山獅子岩クライミング練習

参加者N,U                                   獅子岩登攀開始11:05 登攀終了13:10

フランスから帰国後、体調不良、天候不良などですっかり活動が停滞している夏から秋でした。今秋初めての好天気なのでリハビリクライミングへ行ってきました。楽に取り付けるしし岩と思っていましたが、子持神社からの林道はこのところの豪雨で途中より車両通行止めでした。30分ほどの余計な林道歩きの後いつもの7号の駐車場へ。林道は沢の増水で抉られた箇所や倒木、大岩が散乱して当分の回復は望めないでしょう。このような不便な状況で 獅子岩の取り付きには登攀者ゼロ、2p目を登っていると3名のクライマーが到着して昼食を食べ始めたので結局岩場は貸切状態でした。このルートは5年程前に最初に登り、4度目でしたが、今回が一番難しく感じました。体が経年劣化したのか、クライミングの能力が低下したのか、少々落ち込んでの登攀終了でした。cimg3335

沢の増水で岩や倒木の覆われた林道の惨状。

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7号駐車場。歩かされて損した感じ。

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1p目。左側のクラック沿いは簡単ですが、ボルトラインのほうが難しい。cimg3340

獅子岩の頭にて。久しぶりの好天気、静かな登攀を終えて満足でした。

 

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2016.07.22~07.30 フランスアルプス LaMeije

2016.07.25~07.30フランスアルプスLaMeije他

参加者:U,N

La Meije登攀を思いたったのは3年前の2014年前の夏、そのときは天候などの状態から高度の低い同じ山塊のDibona針峰に切り替えて岩壁を登った。去年はLaGraveからPromotoire小屋に入って縦走を狙ったが天気のタイミングが合わずLaBerardeへ下山してしまった。今年はLaMeije 登頂を優先してアプローチの簡単なLaBerarde から入りPromontoire小屋でチャンスを狙う計画を立てた。フランスガイドの親友EricCharmelのお誘いで旅の前半はBougSt.MauriceのEricの家にお世話になることとした。7/26からEricはMustghAtaへ長期遠征予定だった。          LaMeijeは学生時代に憧れた”若きアルピニストの魂”の著者 ジャン・コスト が22歳の生涯を終えた山である。今年こそはと臨んだ山行だった。

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ジャン・コストの”若きアルピニストの魂”

7/22

Geneve空港へ10時過ぎ着。                            今回は羽田発の7/22深夜出るANAで7/22午前に到着という効率が良かった。GeneveからEricの住むBougSt.Mauriceは3時間程度と聞かされていた。事故渋滞、ツールドフランスが開催されていたAlbertvilleを通過した影響などで5時間以上かかってしまった。

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Eric&Dominique Charmelのシャレー”Chalet La Boem”

7/23 ViaFerrata

Ericによると最近の天気は午後に雷雨が発生する不安定なの天気が続いていて、2,3日はこのような天気が続くとのことだった。つまり、ここでは大きな登攀はできないとの結論である。今日は朝2頭の犬を連れてBougSt.Mauriceの土曜日の午前中だけ開催される朝市へ。地元産の乳製品、ハム、サラミなどの食料品から衣類まで様々な出店が並ぶ。Eric、Dominiqueも沢山の友人と声を交わしここは地元の社交場だった。                        昼食後、近くのSaintFoyTaventaiseのフェラータへ行く。ここのフェラータはワイヤーが無く、ねじれたペグにリードがロープを巻き付けながら同時登攀で登る形式だった。傾斜は無いが比較的実践的な登攀の練習という感じだった。途中から雷雨となったが70分程で終了した。

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BougSt.Mauriceの朝市。

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朝市のカフェで朝ワイン。

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ViaFerrataの取り付き。

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ワイヤーはありませんが、ステップとランニングビレー用の支点があります。

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ViaFerrataの終了点を抜けるてハイキング。

7/24 LaGrndeMotte(3656m)

10:50 LaGrndeMotte北東稜取り付き 12:10山頂 12:45ロープウエイ終点

午後から雷雨予報なので午Motte前中Tignesスキー場よりLaGrandeMotte(3656m)を登る。Tignesの一番高いVillege、TignesValClaretよりFunikulaireと呼ばれる地下高速ケーブルカーとロープウエイを乗り継3456mのスキー場の終点へ。ゲレンデを高度差で100m程下り、岩稜に取り付く、取り付きはグズグズした岩場だが稜線上の硬い部分を登って行く。要所要所にハンガーボルトがありEricはビレーを取りながら登る。我々も同時登攀で続く。時折ギアの受け渡しを行う。最後岩稜が終わり、アイゼンを付けて雪壁を山頂へ。標高差300mあまりの簡単な高度順応と岩稜登攀の練習となった。下山は斜面雪壁を直接ロープウエイ終点へ。このころから計算通り天候が崩れてきた。Ericの家で昼食を食べ、LaMeije登攀の準備のためGrenoble方面へ下る。この2日間、EricとDominiqueは我々をゲストとして受け入れ、友人として山も案内してくれた。クライアントを連れて日本へも山スキーに来るとのことなので再会を期しSt.Mauriceを後にした。

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Tignes2100の上、ValClaretよりフニクラに乗ります。

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岩稜の末端の取り付き。

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Ericは山岳ガイド。全てがお任せ、駐車場の場所から登攀道具の選択、登攀は勿論下山経路まで何も考える必要がありません。

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LaGrndeMotte山頂にて。後方は有名なVal d’Isereのスキー場です。Tignesとつながっています。

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お別れ前、ベランダで暫し談笑。

7/25

13:50LaBeralde(1734m) 16:00 Chatelleret小屋(2225m)

GrenobleよりLaBerardeへ向かう。Euroが不足してGrenobleで銀行を探したので時間を費やしてしまう。LaBererdeまでの道も今年土砂崩れが起き途中1時間近く待たされる。今日はPomontoire小屋の手前にあるChatelleret小屋へ入ることにする。小屋は氷河の融水の川に挟まれたた高山植物に囲まれていた。この小屋はハイキング目的の宿泊者も多かった。

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ラ・ベラルドからシャトルレ小屋へ向かいます。LaMeijeが見えてきました。

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シャテルレ小屋(2225m)

7/26

8:00Chatelleret小屋  11:15Promontoire小屋(3092m)    13:00 偵察    16:00 小屋着

今日はコースタイムでは3時間の行程でPromontire小屋まで。小屋を出ると、夕食で同席した年配の二人が追い抜いて行く、そのうち追いつけると思っていたらみるみる離されてしまった。そのうちに更に早い女性に追い抜かれる。小屋のNathalieだった。小屋に着くと小屋の主人Frediが双眼鏡を差し出し、LaMeije山頂から2名がウイングスーツで飛び降りるとのことだった。しばらくすると点のような人が飛ぶというよりガスの合間を急降下してくる。3900mから一気に小屋の下方へ降下してChatelleret小屋上部の雪渓へパラシュートを開いて二人とも同じ地点に着雪した。3900mから2300mまでの2,3分の飛行だった。小屋で昼食を食べ、早速偵察登攀に出る。明日は夜明け前の出なので夜明け前の部分はトレースしておきたかった。小屋の裏からの登攀開始。アンザイレンして、難しそうな部分は確保してもらい小刻みなスタカットで登る。ヒキガエルのギャツプからのカンテの乗り越しが少々悪い。その後あまり難しくない2,3級の尾根を登る。スラブに出てスラブから岩の切れ目の弱点から“お嬢さんのキャンプ場”と呼ばれるテラスに出る。スラブとバンドで形成されるトラバースを100m。凹角を30m登ったところで今日の終了とする。ゆっくり登ったのでここまで2時間弱。年配の2人が偵察に来て追いついてきたので彼らの到着を待つ。彼ら同時に下山。下りの難しい箇所は3回ロワーダウン、大部分はクライムダウンできた。小屋に戻ると20名ほどの登山者が明日の好天を予想して入っていた。食事のとき8パーティが縦走、2パーティがGrandPic往復とのことだった。ガイドも含め皆言うのは、縦走の方がはるかに楽だとのこと、GrandPicの同ルート下降は難しいとのことだった。ロープも50m2本が必要とのことだった。縦走組の殆どはLaBererdeからの入山と聞かされて少々驚きだった。LaGraveから如何にして車を取りに来るのだろうか? 言葉の問題のない彼らは何とかなるのだろう。一緒に縦走しようとも強く誘われたが計画通りとした。Chatelleret小屋から一緒だった年配のフランス人2人は80歳と70歳ということがわかった。彼らも縦走組で車は何とかなるとのことだった。アプローチのスピードはまさにレジェンドだった。

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Promontire小屋への登り。

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LaMeije。 右の壁がGrandPic 南壁。 左の稜がPromontoire稜。CIMG3193

最後はラ・メージュ氷河に入ります。白い建物がPromontire小屋。

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Promontoire稜の偵察。ヒキガエルを越えた稜線。

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お嬢さんのキャンプ場と呼ばれる大テラス。

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デイアメル・クロワールへ向かってトラバース。偵察の最高点。

7/27 La Meije Grand Pic(3983m)

4:00Promonotire小屋発  11:00 GrandPic山頂(3983m) 11:30下山開始 1:00Promontire小屋着

朝3時に起きる、レジェンド2人は既に起きて朝食を始めていた。我々も急いで食事を済まし、準備する。昨日の偵察の時はクライミングシューズを使わなかったが、暗いなかの1時間を考えクライミングシューズにして出来るだけコンテで行くことにする。ヒキガエルのギャップの乗り越えだけはスタカットで登る。暗い中でもクライミングシューズは快適に登ることができた。お嬢さんのキャンプ場の手前のスラブで感じのよいフランスガイドパーティに追いつく。クライアントの膝の調子が悪く諦めるらしい。昨日の偵察の地点まで1時間あまり、半分の時間でくることが出来た。デュアメルクロワールと言われるルンゼまではカンテとランぺを左上する。まだ薄暗い中クロワールに達するが、クロワールというよりは大きなルンゼだった。暗くて下降地点が解らない、確保してもらって側壁を左上すること15m、行き詰まりルンゼへ下降できない。戻るのも難しいので岩角になわを残置、カラビナを捨ててクライムダウン。辺りが明るくなると下降地点が解った10m程のクライムダウンでルンゼの底へ。30分ロスしてしまった。デュアメルクロワールは2級ら3級の岩場で4p程の距離を息を切らしながら登る。クロワールを抜けると傾斜の落ちた尾根上のスラブを切り立った岩峰の根元まで登る。この岩峰が黄色いジャンダルムらしい。ルートは岩峰を避けるように右へトラバース、カステノールのスラブと言われるスラブを右上する。上部のカレル雪渓からの水が流れており冷たいし靴を濡らさないように登る。この辺りで先行する3人パーティに追いつく。カステルノーの岩場を左へトラバースすること2pで先ほどのジャンダルムを回り込み、尾根上の岩場の確保点に出る。出だしカンテ状の膨らみを乗り越し、右側の少々難しいフェースを乗り越し左からの凹角に合流した。ここは左からの凹角に出るべきだった。先行の3人も早くないので、短めのスタカットで凹角、オーストラリア人のスラブを登り、左に大岩を回り込むようにして西稜側にでる。この辺りで岩質は緑色の片麻岩に変わり、急に風が冷たくなる。大きな岩稜を右に回りこみスラブ状のバンドを右へトラバースして行く。途中岩を回りこむところ2か所が少々悪い。カレ氷河の左下の大きなテラスで3人パーティに追いつく。ドイツ人パーティだった。3人とも大男で屈強そう。彼らに先行してもらうことにする。ここでアイゼンを付けカレ氷河を右上していく。傾斜は35度から40度であまり急ではない。表面は柔らかいが硬いところもあるので慎重に標高を稼ぐ。50mのピッチで6p位だろうか最後は氷河の右端を直上して、西稜上の頂上岩壁の下にでる。ここでアイゼンとピッケルをデポする。頂上岩壁は下から見たよりは傾斜がない。右側の岩壁の方が簡単そうであったが岩質が脆く左側の傾斜の強いカンテ側を登っていく。先行3人が時々岩を落とすので彼らのラインを外しながらルートを選ぶ。途中2名のウイングスーツを着たフランス人に会う。この辺りから岩壁を飛ぶらしい。北風が吹いていたので北側のLaGlave側へ飛ぶのかもしれない。近くでウイングスーツを初めて見たが薄い生地で手を開いてはじめたウイングになるという不確かなもの。飛び降りた瞬間に風をつかめなかったらどうするのだろう?考えただけでも身震いがする。しかし、ヨーロッパの命知らずの主流はこれらしい。冷たい北風で彼らのジャンプを見届ける余裕もなく左側の稜線を意識して登って行く。左側がスラブのジェードル状の岩場で3人に追いついてしまう。僅か10mほどであるが先行のリードが苦労している。凍えるような風の中20分ほど待たされる。スラブに左足をのせる2か所が細かいが右のクラックに1か所カムを決めて赤い馬と呼ばれるカンテにまたがり乗り越す。ここからは北壁側へあまり難しくない壁をコンテで登り頂上へと先行する3名とほぼ同時に出ることが出来た。頂上からは多くがトラバースする山稜が続いている。ドイツ人3名も迷っていたが時間が遅くなったので当初の計画を変更してPromontire小屋へ下山するとのことだった。風を避け30分程山頂を楽しみ早々下山にかかる。50m程クライムダウンして、最初の懸垂。2回目の懸垂は少々失敗、グズグスのルンゼの懸垂となり。30m程で中断、登ってきたカンテのラインに戻る。ここまでは我々が先。行したがここからドイツパーティが先行、我々よりも懸垂支点に精通しているようだった。ドイツパーティの懸垂を待っているとレジェンド2人が上がってきた。80歳が70歳をリードしている。70歳は大分疲れているようだったが80歳は縦走すると意気軒昂だった。3回の懸垂をまじえカレル雪渓上部のコルに降りる。登った時は日が当たっていなかった気温も上がりカレ氷河は雪も大分柔らかくなっていた。ドイツパーティは雪の上で極端に遅い、我々も慎重にゆっくり下る。カレル氷河下のテラスでアイゼンを外した。当初、スラブ状のバンドを西稜側へ戻り、そこから懸垂を交えて下降するつもりだった。ドイツパーティは我々の気がつかなかった懸垂支点を使い50mの懸垂を始めた。50m、25m、50m、25mの懸垂でデュアメルの上部スラブに出ることができた。この時点で16時、時間はかかったがもう難所は過ぎたと少々安心してしまった。デュアメルクロワール上部の支点からドイツパーティは懸垂を続ける、我々は落石も避けたいし傾斜の緩い岩場でのロープの絡みをさけてクライムダウン、要所でのロアーダウンを繰り返し彼らから離れないようにする。そのうちにデュアメルを下り過ぎているのではないかとの間違いに気が付く。5人で広いルンゼの中で迷ってしまった。Promontoire稜への戻る地点は何処か?迷ったときの鉄則、登り返す、残置なども時々あり解りずらい。20時過ぎまでの日没までが迫っていた。やっと朝、自分が残置した捨てなわとカラビナを見つけ出した。夕闇迫るなか、Promontoire稜へでることができた。ここからは偵察の時1時間で戻ったあたりと思われた。この辺りで闇となる。我々が先行していたが、スラブの上でドイツパーティと合流、この時点で22時を過ぎていた。一人がロワーダウン気味にルートを確保してから懸垂、ロワーダウンで降りるという作業を繰り返した。最後急な岩場を懸垂で降りるとそこは小屋の直ぐ上、ヒキガエルのギャップだった。最後の自分が小屋へ着いたのは1時過ぎ。小屋の主Frediが温かいスープを用意して待っていてくれた。      小屋は好天を期待した登山者で満員、我々は何とか寝場所を確保したが、縦走するつもりだったドイツパーティは食堂の床で寝ることになった。1時間もすれば皆起き始めるので何処かに潜り込めただろう。                                   岩場で21時間行動した長い一日が終わった。

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カステルノーの岩場。カレ氷河の真下で濡れています。この下でジャン・コスト達2人が見つかったようだ。

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カステルノーの岩場を登る。

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黄色いジャンダルを回り込み”ロバの背”というカンテを登る。

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オーストリア人のスラブに向かって登ります。

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カレ氷河を登る。右の岩場を大きく回り込んで行きます。

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GrandPic山頂。木の象はマリア様ではありません。

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イエスの象かもしれません。

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後方は縦走ルートです。あまり難しそうではありません。

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GrandPicより北壁側LaGraveの村を望みます。

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3本目の懸垂を準備していると、80歳のレジェンドがリードで登ってきました。12時30分でしたが縦走すると張り切っていました。彼らも遅くなったと思います。

7/28

9:00Promontire小屋 15:00LeBerarde

朝起きると登山者は我々とドイツパーティ以外5、6名しかいなかった。FrediとNataliにお礼を言い好天のなかPromontire小屋を去る。途中Chatelleret小屋へ寄り昼食。追い抜かいたはずのドイツパーティもパラソルの下のテーブルにいた。彼らとはなかなか縁が切れない。背中に日を浴びながら暫し昼寝。LeBerardeまでの2時間余りを下る。最後は右岸の道をとり村へ下る。右岸の道は景色が素晴らしいが疲れた体には堪えた。朝はAostaあたりまで下るつもりだった。LeBerardeの雰囲気があまりにも良かったの旅行案内所でこホテルの案内を乞う。隣のホテルが空いているとのこと。共同トイレ、シャワーの山小屋+のホテルに泊まることにした。夜、村で2軒ほどのレストランで食事しているとドイツの3人が入ってきた。頑強のゲルマンも疲れたらしい。彼らは明日よりCourmayourに入りDentGianへ行くとのこと。我々の短い休みに驚いていた。

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疲れて重い足取り。LaMeijeを後にします。

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シャテルレ小屋で休憩、昼食。ドイツパーティ3人もいました。屈強のゲルマン人も疲れたらしい。

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シャテルレ小屋は水が豊か。高山植物がいっぱいです。

7/29

帰国の前日、このところ毎年行っているAostaのAlpStationへ行くこととする。LeBerardeからの山道で暫し工事通行止め、荷物を整理していると、後ろからドイツの3人が現れた。よくよくの因縁があるのだろう。今度は本当の別れだった。                       去年の道路が通行止めになりゴムボートに乗ったがけ崩れ地点は今年も通行止め。ことしは湖の反対側にう回路ができていた。フランス語が解らないと迂回路の説明も読めない。Oisanで英語の堪能な自転車の青年に丁寧に教えてもらい複雑な迂回路に入ることができた。道はすれ違いの難しい山道だった。道路の回復はトンネルを掘っているので数年かかるかも?

AlpStationは愛用しているMonturaのFlagShop。もう顔見しりになったおばちゃん店長の笑顔に迎えられた。今年もまたプレゼントをもらい、紹介してもらった子供向けAlpStationへ。観光客でにぎわうAostaの旧市街地の中にあった。Aostaは紀元前ローマの属領となり旧市街地の中には当時の城壁などが残されている。いろいろな見どころも多くあるらしい。観光案内所でホテルを探してもらい結局Aosta泊。何となく入ったレストランは少し発泡した白ワイン、カップレーゼ、ペスカトーレ、ミラネーゼが素晴らしく美味しかった。

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毎年立ち寄るAostaのAlpStation。

7/30

今日は土曜、モンブラントンネルの混雑を予想して早めにでるがイタリア側は全く空いていた。フランス側は長蛇の列、シャモニーのキャンプ場近くまで続いていた。皆物価が安く、料理の美味しいイタリアを目指しているのか?モンタンベール行の駅の近くの草原の駐車場で帰国の荷物を詰めシャモニーの街で昼食。英語がどこでも通じ便利だが、人が多く、レストランもAostaの3割高、味は普通。早々にシャモニーを後にする。                      レンタカーを借りたのはGeneveのフランスサイド、空港付近の紛らわしい道にスイスサイド行ってしまい。ギリギリのタイミングでフランスサイドのAvisへ辿りついた。GPSもスイスサイド、フランスサイドが近すぎて認識できないようだ。国境はあるが同じ建物なのだ。最後はドタバタでヒヤヒヤものだったが何とか飛行機に乗り込み予定通り帰国することが出来た。

LaMeije登攀の反省点は

*やはり縦走すべきだった。縦走はルートを外しにくいし、懸垂支点も明瞭なはずである。Promontoire稜の下降は懸垂支点が不明瞭、地形が複雑で一見の我々には困難だった。

*ドイツパーティに頼りすぎて、ディアメルクロワールの脱出点を見過ごしてしまった。自分の残した捨て縄とカラビナを最初から確認すべきだった。

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2016.06.11富士山&鳥越神社お祭り飲み会

5:40富士宮口5合目 9:20富士宮口山頂神社  10:00剣が峰 13:00下山開始 15:10富士宮口5合目

日曜日の天気は下り坂、土曜日の天気も怪しかったので富士山へ高度順応訓練に行きました。決して楽しい山ではありませんが、日本はでは富士山しか出来ない高度順応です。お鉢めぐりをして山頂に4時間近く滞在して高山での体の変化を自己観察しました。吉田口の山頂ではスキーアルピニズム研究会のMさん達とお話しました。この時期の富士登山者はお馴染みの皆様が多く面白いです。夜は鳥越神社のお祭りに託けたの山岳同人Mの飲み会に参加して大いに酔っぱらってしまいました。

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五合目より山頂方面。雪が全くありません。

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富士宮口山頂。

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剣が峰。

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お鉢めぐり。

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サミットオールと言われるアイスフォールもほぼ崩壊していました。

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鳥越神社神社の境内。

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鳥越神社のお神楽。

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本神輿の町内引継ぎ直後。神輿がグラッと傾きヒヤリとしました。

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鳥越神社近くの夜店の賑わい。

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2016.06.04 谷川岳一の倉沢 中央稜

2016.06.04 一の倉沢 中央稜
参加者:U、N
4:45ロープウエイベースプラザ 5:45一の倉沢出合
7:10中央稜基部 7:55登攀開始 12:25衝立の頭終了点
12:45北稜下降開始 14:20コップスラブ 16:10一の倉沢出合
17:20ロープウエイベースプラザ
三週末連続の一の倉沢でした。今年は一の倉沢の雪渓の雪が乏しく雪渓通しでテールリッジまで行けるのは最後かと思いの山行でした。しかし、雪渓は先週末に比べ200m程後退しており、ヒョングリの滝も入り口部分が10m程崩落していました。仕方なく右岸を高巻、雪渓までの懸垂を強いられました。何かすっかり損をした気分、テールリッジはすっかり疲れてしまいました。中央稜の基部では中央カンテへ行くか迷いましたが、2パーティが先行登攀中だった安易な中央稜を選択しました。それが、忍耐の始まりでした。十分余裕をもって1p目を登り始めましたが、すぐに渋滞。2p目を登ると凹角の途中で3名がたむろしている。リードが左側のフェースを登ろうとしていた。そこは通常のルートではないと伝え右トラバースするように教えた。トラバースでまた大騒ぎ。右へ出て登攀を区切る。先行4名は同じ仲間、8.5mmのロープをシングルで2パーティに分けて登っている。その後も全ての残置にビレイをとり、ギヤを使い果たし、15,20mとピッチを区切るありさまだった。ピナククルを過ぎ、上部傾斜が落ちてから追い抜きをかけ、最後は4名を先行することが出来た。登攀開始から4時間30分、2時間は待ち時間だった。最後追い抜いたのは北稜を下降するというのんびり4名に先行したからだった。北稜の下降は順調だったがブッシュ、灌木にロープが引っかかり時間がかかった。最後の2pは記憶の下降地点よりも北稜よりに下降したがブッシュを数10m上流にもどりスラブへ出ることが出来た。最後の懸垂の支点だけはあまり良くなかった。衝立前沢下りは快適ではないが、最後の滝もクライムダウンしてすんなり雪渓に降りたつことが出来た。本谷の雪渓を少々下り、最後は10m程右岸の高巻ルートへ這い上がりヒョングリを避けた。

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一週間の間にすっかり小さくなった一の倉沢の雪渓。

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中央稜の取り付き。1p目終了点で3人が動きません。

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1p目終了点へ。

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本来の4p目核心部の終了点。先行パーティの6p目。

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ピナクルからのピッチ。先行パーティは2ピッチで。

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衝立の頭で。渋滞2時間待ちから開放されてニッコリ。

 

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疲れ切りました。北稜は先行して下降できます。

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北稜2p目の懸垂。

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コップのスラブへの最後の懸垂。

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2016.05.28 谷川岳一の倉沢南稜

2016.5.28一の倉沢南稜
参加者:U,N
4:45ロープウエイベースプラザ 5:50一の倉沢出合
7:10南稜テラス 7:50登攀開始 9:50登攀終了
11:00南稜テラス 12:30一の倉沢出合
余り難しい登攀はしたくない気分、いろいろな道具を持っていましたが南稜へ行きました。
先週の南稜フランケに比べるとポピュラーなルートでしたが天気にも恵まれて楽しめました。このルートの難しさは、沢山のクライマーに磨かれたホールドやスタンスでした。先行パーティが4組おり取り付きでは大分待たされましたが、最終的には2番目で終了しました。下降は南稜フランケを登ったR鳳の3人と一緒でした。

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雪もデブリも少ない一の倉沢

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2p目終了点へ。

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最終ピッチ。

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2016.5.22谷川岳一ノ倉沢南稜フランケ

2016.5.22 谷川岳一ノ倉沢南稜フランケ

参加者:U,K

4:40谷川岳登山指導センター 5:35一ノ倉沢出合7:30南稜フランケ登攀開始 10:15南稜終了点12:55一ノ倉沢出合

数日間好天気が続いているので湿っていると登攀の難しい南稜フランケへ。林道を歩いているとR鳳のK,Iさんの二人に出会い一緒に出合へ向かう。彼らは奥壁ダイレクトへ。南稜フランケは我々だけで、のんびり準備して取り付く。2p目を登っていると後続が登って来た。30代長身のリードでとても上手だった。2p目は前回登った左側の草付を登らず、逆層フェースを直上する。逆層のホールドでスタンスだよりの登攀だった。3p目はハング下からフェースへ出てからの1mが難しい。4p目はフェースを左上、左へトラバースしてカンテラインへ出るところが厳しい。5p目は草付を左上、カンテを直上して最後はフェースを登り南稜へ出た。3p目の大テラスまで後続したアメリカ人1名を含む3人パーティはテラスを右トラバース、白い崩壊フェースを登り、奥壁ダイレクトかディレッティシマへ続けようとしていたが登れず、変形チムニー上部にトラバースして出た。その後ディレッティシマのラインを登っていた。もしかして、あのリードはピオレドールクライマーのKYさんかも。南稜の最後の懸垂でロープが回収できず20分ロス。思わぬ疲労困憊だった。中央稜の基部で元会員のNさんと会う。衝立ダイレクトカンテの取り付きが解らなかったとのこと。そういえば衝立には誰も取り付いていなかった。気温が高すぎて衝立では脱水症状になりそうな天気だった。

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今年は雪の少ない一ノ倉沢。デブリが少なく歩きやすいです。

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1p目の逆層スラブ。

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2p目。小ハングを越え、フェースを直上、逆層フェースを右上します。CIMG2937

3p目の出だし。これから右フェースへ出ての1歩が難しい。

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奥壁ダイレクトでビレイするKさん。

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奥壁ダイレクト核心ピッチのIさん。

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最終ピッチ。

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4p目終了点からルートを見下ろす。

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南稜へ合流。

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2016.5.14~5.15 松本城、上高地、明神岳東稜

参加者:U,N,Eric、Dominique

来日中のフランスガイドEricに奥さんDominiqueも合流。これからは女房孝行の旅行をするということで、谷川一の倉だった週末の予定を急遽変更して、二人を上高地へ案内することとなった。上高地では明神の嘉門次小屋に泊まり、翌日我々2名は明神岳の東稜を登り、Eric達は上高地付近を散策して飛騨高山から京都方面への旅に出るという変則計画を立てた。交通混雑を避けるために早朝東京を出たので松本に思ったより早く着き、松本城を見学した。50年間に解体して、再組み立てを行った木造の松本城は石造りの城になれた二人には新鮮だったらしく大変喜んでいた。北アルプスへは何度も訪れている我々も初めてであり興味深かった。上高地のバスターミナルに鞄を預け、明神池への道を歩く。Ericは猿がいることを事前に知っており、仕切りに猿の姿を求める。最近増えて困っている猿の存在だがこの日はなかなか見当たらなかった。明神の手前でやっと猿が現れ、ほっとしてしまった。温泉猿から日本猿は外国人にとっては人気の的である。日本で最初の山岳ガイドの小屋ということで嘉門次小屋へ案内した。明神池の静かな佇まいにAlpsの自然に囲まれているEric達も感動していた。心配された小屋の夕食も、岩魚の塩焼きを頭から食べ満足していた。明神東稜へ明日登るという国際ガイドのSさんとの交流もあり囲炉裏端の夜を過ごすことができた。

4:00嘉門次小屋 10:00明神岳 12:00 岳沢小屋  14:30 上高地

翌朝3時に起床して準備をしていると、Ericも起きて来て装備のつけ方などをアドバイスしてくれた。本当は本人一人だったならばスニーカーを履いてでも付いて来そうだった。Ericとは東京での再開を期し、4:00に小屋を出る。他のパーティはガイドパーティが3組。初めての経験だが、アイゼンをつけずひょうたん池まで。なぜか、やる気の全くない我々が先頭に立つ。時々出てくる雪だがキックステップで適当の登りバットレスの基部へ。幕営の跡があり見上げれば6名ほどの人たちが岩場の前の草付きを登っている最中だった。草付き壁を登ると、雪壁の前でウジャウジャしている方々に、挨拶して、バットレスの取り付き支点に辿りついた。素早く強引にNを引き上げ。バットレスを何でもありで登り混雑に巻き込まれることなく頂上直下の雪壁へ。アイゼンをつけなかったのでトレース無しの雪壁には少々緊張、いつもは雪で覆われているその上部の岩場は岩くずで覆われておりこれまた緊張、下に10人以上の人がいるので落石は許されなかった。山頂へは我々が最初で、無風快晴。40分近く頂上でのんびりした。Sガイドのパーティも20分して到着。上手く混雑を抜けたようだ。岳沢へはSガイドの後のモデルルートを奥明神沢のコルへ。コルで今日初めてアイゼンをつけ岳沢小屋へ向かった。

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EricとDominique。

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両手に花のEric。

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河童橋のEric,Dominique。

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明神橋にて。後ろの明神東稜にまったく雪がありません。

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嘉門次小屋を出るとき、Ericが撮ってくれました。

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珍しく雪の上。

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バットレスを登り終えました。

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明神岳山頂にて。

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すじ雲が出ているので好天気は続きません。

 

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Sガイドに撮って頂きました。

 

 

 

 

 

 

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