2012.11.24雲見烏帽子岩裏参道ルート

参加者:U,N

取り付:13:40 終了15:50

雲見のオートキャンプ場に5名が集まり海金剛のスーパーレインを登るはずだった。名古屋からA代表夫妻も満を持しての参加だったが、夜3時ごろより無情の雨。朝8時になっても小雨状態。しぶしぶ解散としてNと二人で帰ることとなった。雲見でヒッチハイクの民宿のおばさんを乗っけ松崎まで。雲見での駐車場時事などの情報収集。民宿は“恵比寿屋”とのこと。漁師もやっていて伊勢海老がお薦めとのとのこと。加山雄三のなんとか博物館を過ぎ土肥までもう少しというところで太陽が覗いてきた。雲見に烏帽子岩がありルートがあることを思いだした。Nが買ったばっかりで不慣れなI-Phoneで検索、記録を読む、ルート図はない。何とかなるだろうと何時もの調子で、急きょ雲見に引き返す。雲見の漁船の置き場か駐車場かわからない斜めの斜面に駐車する。2mの津波でも水没間違いなしだろう。浅間神社の参道を登り階段の途中を左へトラバースするが途中でトレースがなくなり引き返す。さらに階段を登り、階段の終わり15m位のところから左へトラバースし明瞭なトレースをたどり海の見える尾根へ。フィックスのある草付をたどり懸垂地点と思われる松の木へ。懸垂しようとしたらビレー器がない。車に忘れたらし。Nは自分のハーフピッチのビレイを信用していない。しかたがないので一度下ることに。浜で今から登るという2人パーティと会う。ルートを教え車に戻ると何とKガイドとお客さんがいる。何でも強引なKガイド。もう、帰ろうと思っていた我々も説得され。浪打際の取りつきへ。浜辺であった2人が未だ登攀準備中。2人が先行するが岩がもろいらしく、ボロボロと落ちてくる。“クライミングジムのような登り方をしたらダメだよ”とのKガイドのアドバイス。Kガイドは1P目を先行パーティの数メートル上まで登り先行パーティを追い抜く気満々。1p目は簡単なクラックから被り気味を越えバンドに出るが、我々はクラックから簡単なフェースを登り左へトラバース気味に乗り越す。乗り越すところが少々慎重になるがハーケンがある。1p目のKガイドの終了点に先行の2人が溜まっており待たされる。2p目以降は先行する2人の後を登ることになる。2P目はしっかりした岩のクラックからフェースを登るが脆く大きな岩がぐらぐらしており慎重に登る。途中灌木がありランニングはとれる。夏の大同心の北西稜の草付のような感じだった。3p目も脆いフェースから樹林帯の入り口へ。これで我々の登攀は終わりだった。4p目は樹林帯の草付を登りバンドのある露岩の下へ。5p目は直上すべきだったが、先行パーティがバンドを右へトラバースしたので何となくトラバースしてしまった。灌木の中の露岩をさらに登るとなにやら終わりの雰囲気だった。われわれはコンテで草付を登り、頂上の人工石垣をのぼり展望台へ。最後のピッチがハイライトだったのにと思ったが直上裏参道ではなく曲上裏参道ルートになってしまった。トポも見ていなかったので仕方がないとして頂上をあとにする。駐車場でKガイドが待っており、松崎でおすすめの魚屋へ。鯵まご茶というのが売りらしかったが我々は睦の煮つけと天ぷらを頼む。鯵まご茶の鯵はどんぶりいっぱいの鯵のたたき、てんぷらの鯵は驚くべき量だった。結局サービスのトコロテン食べ放題を堪能したが、やっぱりとんかつが食べたかったとの二人の結論。長野在住のKガイドとお客さんは魚に飢えているのだろうか?

参道を登って行く。岩登りの雰囲気ではない。

海が見えるところから下ります。左の松の木が懸垂支点。40mほどの懸垂。

1p目を登るKガイド。

2p目の出だし。固いのはこれまで。

頂上からの景色です。

 

 

 

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