参加者:U,N
4:15 岳沢小屋 9:40 コブの頭
11:40 天狗のコル 12:40岳沢小屋
前日夕食後、コブ沢の見えるところまで歩きコブ沢を見たが上部は
ガスがかかりコブ尾根は見えなかった。ヘッデンで歩き始めて20分
ほどするとコブ沢からコブ尾根を見渡すことができた。同時間に出発
した3人パーティと前後しながら、右側から流れるルンゼの下で
アンザイレンする。3人はガイドパーティの解り以降は先行していただく。
急な雪渓を喘ぎながら登りつめるとコブ尾根上にでる。尾根上の雪壁
を登るとマイナーピークと呼ばれる地点に達するが、そこからは
急な下り15m。一週間前のボラートが切ってあるが、 Kガイドにさらに
整備していただき、残置のスノーバーでさらに補強する。Kガイドが先に
懸垂するがボラートにロープがしっかり食い込んでいた。我々も安心
して懸垂する。更に雪壁を進むと、コブ岩と言われる岩峰の下に達する。
草付壁から左にトラバース、リッジ状の簡単な岩場を登り顕著な岩峰の
下に、そこからの2p目は直登せず、左のリッジへ乗越してコブ岩の頭へ。
コブ岩の頭からは下り気味の雪稜を微妙にトラバースして、懸垂地点
へ。残置の支点で10mほどの懸垂。後は急な雪壁をひたすら登ると
コブ岩の頭へ。コブ岩の頭では飛騨側からの風が冷たくいきなり冬山の
温度に変わる。コブ岩の頭から天狗のコルまでは意外と悪く 慎重を要した。
特に飛騨側の雪壁のトラバースは時々氷化しており失敗は許されな
下りだった。天狗のコルからはグズグズの雪、下部で畳岩からのブロック
雪崩に気を付けながら岳沢小屋へ。
今回、初めてのコブ尾根登攀だったが、先行していただいたKガイドの
トレースを使いすっかり楽をさせていただきました。
コブ沢を登ります。右側の細い雪渓が狙って。
急な雪渓を直登するKガイドパーティ。我々は蛇行登行。馬力の差を感じました。
コブ尾根上にやっと出ました。
マイナーピークからボラード支点で懸垂。立派なボラードでした。
コブ岩の頭からの懸垂を終了したKガイドパーティ。