2014.05.18 奥穂高岳こぶ尾根

参加者:U,N
4:15 岳沢小屋  9:40 コブの頭
11:40 天狗のコル 12:40岳沢小屋
前日夕食後、コブ沢の見えるところまで歩きコブ沢を見たが上部は
ガスがかかりコブ尾根は見えなかった。ヘッデンで歩き始めて20分
ほどするとコブ沢からコブ尾根を見渡すことができた。同時間に出発
した3人パーティと前後しながら、右側から流れるルンゼの下で
アンザイレンする。3人はガイドパーティの解り以降は先行していただく。
急な雪渓を喘ぎながら登りつめるとコブ尾根上にでる。尾根上の雪壁
を登るとマイナーピークと呼ばれる地点に達するが、そこからは
急な下り15m。一週間前のボラートが切ってあるが、 Kガイドにさらに
整備していただき、残置のスノーバーでさらに補強する。Kガイドが先に
懸垂するがボラートにロープがしっかり食い込んでいた。我々も安心
して懸垂する。更に雪壁を進むと、コブ岩と言われる岩峰の下に達する。
草付壁から左にトラバース、リッジ状の簡単な岩場を登り顕著な岩峰の
下に、そこからの2p目は直登せず、左のリッジへ乗越してコブ岩の頭へ。
コブ岩の頭からは下り気味の雪稜を微妙にトラバースして、懸垂地点
へ。残置の支点で10mほどの懸垂。後は急な雪壁をひたすら登ると
コブ岩の頭へ。コブ岩の頭では飛騨側からの風が冷たくいきなり冬山の
温度に変わる。コブ岩の頭から天狗のコルまでは意外と悪く 慎重を要した。
特に飛騨側の雪壁のトラバースは時々氷化しており失敗は許されな
下りだった。天狗のコルからはグズグズの雪、下部で畳岩からのブロック
雪崩に気を付けながら岳沢小屋へ。
今回、初めてのコブ尾根登攀だったが、先行していただいたKガイドの
トレースを使いすっかり楽をさせていただきました。
CIMG0538

コブ沢を登ります。右側の細い雪渓が狙って。

CIMG0539

急な雪渓を直登するKガイドパーティ。我々は蛇行登行。馬力の差を感じました。

CIMG0540

コブ尾根上にやっと出ました。

CIMG0542

マイナーピークからボラード支点で懸垂。立派なボラードでした。

CIMG0546コブ岩の基部への雪壁の登り。

CIMG0549コブ岩2p目の登攀。リッジから乗越すところだけが核心。

CIMG0553

 

コブ岩の頭からの懸垂を終了したKガイドパーティ。

CIMG0557コブ尾根の頭へ向かっての最後の雪壁。

CIMG0560コブ尾根の頭にて。ジャンダルム飛騨尾根を登っているパーティが見えました。

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