2018.09.23 奥穂高岳南稜

2018.9.22~23 奥穂高岳南稜

9.23 5:10岳沢テント場 5:50取り付 10:30南稜の頭   10:50奥穂高岳山頂 12:40紀美子平 14:00 岳沢テント場

4年前の5月の連休に登ったことのある、ウェストンと嘉門次の初登攀ルート。初登時の無雪期に登りたくなった。積雪期は南稜下部はいろいろなラインから登ることが出来る。雪が無いと下部のルート取りが複雑そうなので前日に偵察し自信満々で取り付いた。取り付きのゆるい滝の上に2組の先行パーティ。最初のパーティは左へ直上している。ルートから外れていると思われた。取り付く前に落石を落とされたので暫し退避。我々は大滝側へ途中からトラバース。先行パーティが直上して間違えていたので我々は右へトラバース、しかし草付きを右へ行き過ぎてしまい、大滝の上段の基部まで行ってしまった。滝には残置も何もない。滝は登れそうだったが上部の草つきやブッシュ帯は厄介そうだった。早々に諦めて戻ることにした。40分のロス。ルンゼでガイドパーティと思われる6人ほどのパーティに追い付く。彼らを追い抜き、ルンゼの末端でスラブ帯に出る。スラブ帯は踏み後もあったので左側へ撒くことにした。しかし、左側は物凄い這い松帯、少々トライしたが早々に諦めてスラブ帯の下へ戻った。ガイドパーティはスラブ帯の下部を滑りながら登っている。我々は右側を撒くことにした。右側はトレースが明瞭で、途中一箇所スタカートをまじえる登攀で稜線上へ出ることが出来た。核心部はここまでで、あとは積雪期と同じ岩稜を南稜の頭へ。4時間40分もかかってしまった。積雪期は取り付きから3時間30分で登れたが、行ったり来たりの2度のルートミスで時間を使ってしまったようだ。やはり南稜は積雪期に登るルートか?しかし、穂高の南稜は素晴らしいクラシックルートに変わりなかった。

2014.5.2-5.5 奥穂高岳南稜

偵察散歩。

ルートは明瞭です。

取り付き近くに残っている雪の塊が危険です。

小屋がいっぱいで仕方なくテント泊でした。夜、隣の酔っ払いのうめき声で睡眠不足。

取り付いている先行パーティ1と準備の2名。

ガイドパーティに合流。想定したルンゼを登る。

岩稜へ出れば安心です。

南稜の頭で万歳。

奥穂高山頂より前穂高方面。

重太郎新道の下り。紅葉がはじまっていました。

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