2018.4.28~5.4 知床の山旅

知床の山旅

2018.4.27

夕方東京発ひたすら運転して八戸港へ。八戸フェリーターミナルコンビニ駐車場泊。

八戸港フェリーターミナル。

2018.4.28

八戸フェリーターミナルより苫小牧へ。大谷がホームランを打った試合を見ながら7時間の船旅。フェリーターミナルより道東道追分インター近く、安平町の温泉施設ぬくもりの湯へ。道東道へ乗り行けるところまでと帯広方面へ向う。途中、札幌組3名のYさんより電話が入り、斜里道の駅で待っているとのこと。Yさんは旧アルムのメンバーで50年前に穂高の屏風岩の左端、ゼロルンゼと呼ばれるハング帯に現会員のHとルートを開拓した当時のアルムクラブのコアなメンバーだった。大学卒業以来50年近く札幌在住である。他の2名は昔神戸の山岳会で活躍した79歳のKさんご夫婦だった。今日中の合流は諦めて本別の道の駅ステラ泊。

本別道の駅ステラ。

2018.4.29

10時過ぎ斜里の道の駅で札幌組と合流。斜里の道の駅は駐車場が狭く大きなキャンピングカーでの車中泊は肩身がせまかったとのこと。早起き3名は斜里岳の取り付き根北峠と海別岳取り付きである天へ続く道の行き止まりを偵察していた。今年は雪解けが早いらしい。5名で羅臼岳を偵察に知床峠へ。知床峠は4/27に開通したとのことだったが峠の雪は少なかった。峠からの羅臼登頂ルート南西ルンゼ上部は黒々としていた。南面の雪渓も10時オープンの知床横断道路では相当緩むだろうし道路が閉鎖される15時30分までに下山するのは難しいだろう。登るならば夏道のある北側の木下小屋から登ることが考えられた。斜里へ帰る途中、海別岳の取り付きへ。“天へ続く道”終点付近の想定していた取り付き194m地点には全く雪が無い。海別林道沿いに313m地点まで車で登った。ここで少々雪が出てくる。車も2,3台ならば駐車できそうだった。そこから10分程歩いて偵察。雪が出てきたが上部まで繋がっているか不確かだった。どちらにしてもスキーでは無理だろう。夏道の無いこのルートは雪が無ければ苦労することは明白だった。斜里へ戻る途中、根北峠を偵察。心配された雪は峠からなんとか繋がっているようだった。明日は斜里岳を根北峠から登ることにした。温泉のある清里町の道の駅パパスランド泊。この道の駅は駐車場も広く快適だった。夜中、車が揺れるような強風が吹き登山を半分あきらめていた。

知床峠より羅臼岳の南面。南西ルンゼの上部はまったく雪が無い。

2018.4.30

斜里岳スキー登山。

根北峠 7:00 1130m地点10:05  根北峠11:30

朝4時起床、風は弱まっていた。根北峠へ向う。予想された他の登山者の車も無い。490mの根北峠でシールを装着し5名で斜里山頂へ向う。暫く樹林帯の緩いスキー登高が800mあたりまで続く。ここでK夫妻は峠へ引き返す。残る3名で傾斜の増した尾根をスキー登高。雪が切れているところもあり、キックターンに苦労する。1130mあたりまで登り尾根の上へ出たが這い松の混じる尾根が続いている。山頂尾根の上部も南側は緑が多くスキーでの登高は苦労が多そうだった。ここで、上部は風も強そうだし今日は終了として大休憩し景色を楽しむ。根北峠までの滑降は木が多く余り楽しくないが歩くよりははるかに楽だった。下降途中、若者3名(スキー2名、スノーシュー1名)、テレマーカー1名が登ってきたが若者3名はやる気満々だった。根北峠にはK夫妻が無事に待っていた。明日の天気予報は悪く停滞のつもりで斜里道の駅泊。

根北峠からの林道沿いに取り付く。

林の中の緩い斜面を気持ちよく登ります。

斜里岳への稜線で出ました。

稜線上も青々としています。ここで終了。

今回あきらめた海別岳。

札幌のYさん。

ほとんどが横滑りでした。

2018.5.1

朝より霧雨模様。午後より天気が少し回復したので岩尾別温泉へ羅臼岳への偵察に行く。“ホテル地の涯”は6月の営業をめざして改装中だった。ホテルの裏にある木下小屋付近に雪は無く、少し登ると雪が見える程度だった。明日は登山靴で登ることになった。登山靴を持って来なかったYさんはアプローチシューズにアイゼンを着けて登ることになった。ウトロへ戻る途中、知床自然センターに寄り熊よけスプレーを借りる。一日1000円、安全のための2000円投資。ウトロ道の駅にて車中泊とした。駐車場で足立から来た男性1名が話しかけてきて明日スキーで羅臼岳へ登るとのことだった。状況についてはお話したがスキーで登るつもりらしい。

2018.5.2

羅臼岳登山

木下小屋4:30 弥三吉水あたり7:10羅臼平上部8:50   羅臼岳山頂10:50 木下小屋15:00

3時に活動開始し、コンビニに寄り岩尾別温泉へ向う。未だ暗かったので鹿や狐などの動物に注意しながらの運転で木下小屋まで行くが我々だけだった。大分明るくなっていたが用心のために熊よけ爆竹を鳴らし出かけた。鈴、電子ホイッスル、ラジオなどが熊避けの道具だった。昨日借りた熊スプレーは最後の手段。樹林帯の急な登りから雪のある稜へ出る。途中夏道を外してしまい、藪の中を進む。思わぬ時間の消費だった。藪を抜けると潅木のまばらな雪原へ出た。このあたりが弥三吉水といわれる夏の水場かもしれない。ここでK夫妻は引き返すことになった。ここから夏道を大きく右に外れ、スキーのシュプールのある尾根を目指す。途中大きな熊の足跡を発見。指のあともハッキリ残っている2時間以内の足跡だった。ここでアイゼンをつけ正面の尾根の急な雪壁を登る。広い尾根を左へ戻るように羅臼平の上部へトラバースして出る。ここからは羅臼岳は目の前なのだが、青々とした浅い這い松帯に正面をふさがれる。高山植物帯とみられる斜面を恐々と登り、左側(羅臼側)の夏道へ出る。数分で羅臼側からの登山道へ合流した。頂上へは雪壁を直登氏最後は右にトラバースして山頂直下の岩場を避けた。誰もいない羅臼の山頂は静かだった。山頂では今まで見えなかった国後島がかすかに見えるほど天気が回復していた。アプローチシューズにアイゼンとうい即席の装備で登ったYさんだったが気温が下がらず幸いだった。木下小屋へはK夫妻も無事戻っており安心。足立からのスキーヤー1名は途中で引き返したとのこと。帰りは知床自然センターに熊スプレーを返還、熊の足跡の件も報告した。あの辺りには雄のはぐれ熊が出没するとのことだった。清里町パパスランド泊。

小屋からの急登がおわり雪のある稜線へ。

弥三吉水あたりで休憩。

熊の足跡。爪あともクッキリ。かなり大きい熊でしょう。

羅臼平へトラバース。

羅臼平付近。雪が少ない。

羅臼平上部。這い松帯に進路をふさがれました。夏道はもっと左。

Nさん。後ろはオホーツク海。

U。アルパインスタイルの方が楽です。

アプローチシューズで頑張ったYさん。

2018.5.3

天気は霧雨。赤岩青巌峡の岩場に立ち寄って札幌へ向う。寄り道した摩周湖もまさに霧の摩周湖。視界は20mほど。本別道の駅ステラに再び立ち寄り、アンコロ餅を買う。この辺りの小豆の餅は絶品である。残念ながら”おはぎ”は無かった。赤岩はまたの機会として札幌へ。札幌南区、滝野ゴルフクラブ近くのYさん宅へ。5年かけて自分で造った素晴らしい家だった。豆乳鍋をNさん主導でつくり5人で楽しい反省会。

Yさん自作の家。軽井沢の別荘のようです。次回からの北海道活動拠点?

2018.5.4

朝3名と別れ小樽へ。夕方小樽よりフェリーにて新潟へ。

2018.5.5

新潟港着

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