2020.08.08 川上村 天狗山ダイレクト
9:15馬越峠 10:30 1530m地点のケルン 10:50本来の1p目取り付き
11:15 2p目より登攀開始 14:10天狗山山頂 15:00頃馬越峠
前回は川上村の男山ダイレクトを登ったが、川上村には最近ガイドの皆様により拓かれたルートが天狗山にあることを知った。こちらは天狗山ダイレクト、男山と同じように南側延びる岩綾とのことだった。前泊地の蓼科より移動。麦草峠越えで川上村へ。馬越峠へは立派な道路。峠より天狗山への登山道を30分ほど登り尾根の途中より南側の急な樹林帯を下る。トレースは落ち葉もあり明瞭ではない。最低下降地点のケルンがなかなか見つからず10分ほどウロウロしてしまった。白樺林のなかのケルンは小さくあまり目立たない。近くにある道標も古く明瞭ではなかった。ケルンからは急な傾斜を登り、Sガイドのサイトの案内どおり1p目の取り付きへ。1p目は苔むしてあまり快適そうでなかったので2p目へ左側の撒きトレースをたどる。2p目より登攀開始。
2p目:出だしの10mが核心だが、ハングの左の抜け口に小さな木があるので安心。
3p目:簡単な岩稜から尾根。
4p目:出だしが急だがホールド等豊富。コンテで10分ほど尾根歩き。
5p目:クラックの右フェースからクラック内へ左移動が少々緊張。
6p目:簡単なフェースを右のカンテへ。尾根を5分ほど歩き岩壁の基部へでる。
7p目:基部よりボルト2本に導かれて傾斜に強いフェースを登るがボルトがあるので安心。その後不安定な岩のフェース。
8p目:凹角左のスラブフェース5mほどが核心。1本のボルトが頼もしい。
9p目:フェース左側の木のあるクラックを登る。出だし木があるので安心。
10p目:傾斜の緩い左上スラブから樹林帯へ。コンテでも可。
あとは樹林帯を山頂へ踏み後をたどる。
天狗山の山頂は男山ほどすっきりしていなかったが誰もいない山頂でのんびりした。
天狗山ダイレクトは途中の尾根歩きを省けば男山ダイレクトよりも登攀の要素が多い。随所に出てくる尾根歩きだが松の木の剪定が素晴らしく、煩わしくなく歩くことが出来た。ルートを整備したSガイド達皆様のご苦労に大感謝だった。Sガイドのwebsiteのルート案内も完璧で取り付きまでもルート上でも安心できた。
馬越峠
しばしばウロウロして古い標識を見つけた。川上村から天狗山への登山道か?
標識の少し上にある小さなケルン
苔むした1p目取り付き。よく見ると小さなケルン。
2p目の出だし。カンテ左の弱点を乗っ越す。
3p目の岩綾
4p目フェースの出だし。
4p目。急なフェースを抜けリッジへ向かう。
4p目のリッジ。
山頂からは登ってきたリッジは見えません。