2020.09.21 稲子岳南壁左カンテ

2020.09.21 稲子岳南壁左カンテ

5:50稲子駐車場 7:30みどり池 8:30南壁下部 8:55左カンテ登攀開始 10:20登攀終了 10:40稲子岳稜線 11:40みどり池

稲子岳の南壁は学生時代からその存在をアルムクラブの先輩から聞いていたが中途半端な岩場の印象で登ったことはなかった。年初からのコロナ騒動で登山活動も憚れる雰囲気の中でマイナーな山稲子岳の岩場に注目した。いろいろな情報によれば岩場の崩壊がすすみ登攀に適するのは南壁の左カンテだけとのことだった。天気予報の悪かった前週末霧雨の中取り付きまで行き確認済みだった。偵察で懸念されたのは取り付きまでの登りだったが、何とか予定通りにたどり着いた。勿論クライマーは我々だけだった。

1p30m:傾斜のあまりない凹状。出だしの赤いハーケンから左のクラックに移るところだけ少し緊張。

2p30m2本のボルトに挟まれたクラックが少々難しい。あとはクラックを右上する。

3p50m:フェースからスラブを左にクラック下へ。立派なホールドが引き抜けそうで少々緊張した。クラック右のハンガーボルトにクリップするまでがポイント。クラックの乗越は身長があれば細かいがホールドが左右にありあまり難しくない。クラックのあとは簡単なルンゼを歩くだけ。岩角にシュリンゲでビレー。

4p25m:凹角からスラブを左に3mトラバースした左のカンテを乗り越す。右から大まかな岩のカンテを登ることも出来ると思う。大きな岩が信頼できるか?左にハーケンがあったので左カンテを選択した。岩角支点でビレー。

上部におまけと言われるクラックがあったが気乗りせず登攀終了とした。シーズンの終わったコマクサ畑を避けながらザラザラ斜面を登り稲子岳の頂上稜線へ抜けた。稜線を左に下るとそのまま樹林帯の下降路へと導かれた。

短い登攀ルートだったが思ったより岩が確りしており岩の状況をチェックしながらも体を大きく使った登攀が楽しめた。短いルートは自分の年齢には快適の範囲であったが劣化する自分の体力には取り付きまでが一番の問題だった。

みどり池から稲子岳を望む

登攀開始。

2p目。90度に開いたクラックを登ります。ボルト2本。

核心と言われる3p目。左のクラックを登りました。右のクラックも登れます。

3p目のクラック。右足の下にグラグラのスタンス。

4p目。凹角よりカンテへ出る。

終了点。

出だし良かった天気ですがガスが出てきました。

 

 

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2020.08.29 奥穂高岳南稜

2020.08.2829 奥穂高岳南稜

08/28 年初からのコロナウイルスの影響で上高地へ入山するのは今年は初めて。岳沢小屋は空いていたが混み合う小屋を避けて前日テント泊とした。金曜日入山だったので小屋近くの平な天幕地を確保することが出来た。しかし、ある年齢を越えるとテント泊は荷揚げを含め負担に感じるものである。午後に一時雨、夜中も一時雨、朝がたには上がっていた。

岳沢のテント場。小屋に近くめったに空いていない憧れの天場でした。

08/29

5:15岳沢テント場 6:20南稜取り付きルンゼ 9;00トリコニー 11;00南稜の頭 12;40喜美子平 14:50 岳沢テント場 17:40上高地バスターミナル

前日の偵察で雪渓に亀裂や崩壊のあとが見られたので明るくなってからの出発とした。雪渓の末端でアプローチシューズにアルミ製12本アイゼンを装着。雪渓には陥没が多いので気を付けて末端まで登る。下からは解らなかったが南綾の取り付きとして目指した地点へは雪渓との幅が広く取り付けない。右岸沿いに雪渓を30mほど下り乗り移れそうな地点を見つけた。ここからアンザイレンして、パートナーを真上から肩がらみで確保してなんとか右岸に着地させた。問題はフリーで下るセカンドだがローカットのアプローチシューズにアルミアイゼンという装備のみで下るのは緊張した。南綾の登攀のなかで最大の難所だったかもしれない。オリジナルの南綾取り付きからはコンテと時々のスタカットで進む。草付きルンゼの草は前夜の雨で濡れており、ずぶ濡れ状態の登攀となった。ルンゼの終わりから南綾のラインに出るまでも濡れた草付きと藪こぎだった。東側へ出て、陽が当たるとスチームサウナ状態に変わった。その後は熱中症寸前の状態での登りとなりすっかり消耗してしまった。懸垂地点でアンザイレンを解除し、奥穂高山頂の登山者を横目で見ながらの登りが辛かったがガスがかかりはじめたのが救いとなった。南稜の頭で登攀終了して吊尾根、重太郎新道を下山した。

アイゼンを着けて雪渓を登ります。

南稜の取り付き。赤いラインがルート。

雪渓はつながっていませんでした。ちょっと近ずき過ぎたかも。

雪渓から右岸への取り付き。赤いラインを下りました。

下からみると雪渓の先端は何時崩落してもおかしくない状態でした。

ルンゼに入り最初のスタカット。

下部は草付きが少なく快適でした。

草付き藪が終わり稜線へ出ました。

南稜らしくなりました。

モノリスと言われる岩頭へ向かいます。

トリコニーへの登り。

トリコニー直下。

南稜の頭。ガスが出てきて温度が下がりました。

稜線歩きでガスが出ることを望んだのは初めてかもしれません。

 

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2020.08.08 川上村天狗山ダイレクト

2020.08.08 川上村 天狗山ダイレクト

9:15馬越峠 10:30 1530m地点のケルン 10:50本来の1p目取り付き

11:15 2p目より登攀開始  1410天狗山山頂  15:00頃馬越峠

前回は川上村の男山ダイレクトを登ったが、川上村には最近ガイドの皆様により拓かれたルートが天狗山にあることを知った。こちらは天狗山ダイレクト、男山と同じように南側延びる岩綾とのことだった。前泊地の蓼科より移動。麦草峠越えで川上村へ。馬越峠へは立派な道路。峠より天狗山への登山道を30分ほど登り尾根の途中より南側の急な樹林帯を下る。トレースは落ち葉もあり明瞭ではない。最低下降地点のケルンがなかなか見つからず10分ほどウロウロしてしまった。白樺林のなかのケルンは小さくあまり目立たない。近くにある道標も古く明瞭ではなかった。ケルンからは急な傾斜を登り、Sガイドのサイトの案内どおり1p目の取り付きへ。1p目は苔むしてあまり快適そうでなかったので2p目へ左側の撒きトレースをたどる。2p目より登攀開始。

2p目:出だしの10mが核心だが、ハングの左の抜け口に小さな木があるので安心。

3p目:簡単な岩稜から尾根。

4p目:出だしが急だがホールド等豊富。コンテで10分ほど尾根歩き。

5p目:クラックの右フェースからクラック内へ左移動が少々緊張。

6p目:簡単なフェースを右のカンテへ。尾根を5分ほど歩き岩壁の基部へでる。

7p目:基部よりボルト2本に導かれて傾斜に強いフェースを登るがボルトがあるので安心。その後不安定な岩のフェース。

8p目:凹角左のスラブフェース5mほどが核心。1本のボルトが頼もしい。

9p目:フェース左側の木のあるクラックを登る。出だし木があるので安心。

10p目:傾斜の緩い左上スラブから樹林帯へ。コンテでも可。

あとは樹林帯を山頂へ踏み後をたどる。

天狗山の山頂は男山ほどすっきりしていなかったが誰もいない山頂でのんびりした。

天狗山ダイレクトは途中の尾根歩きを省けば男山ダイレクトよりも登攀の要素が多い。随所に出てくる尾根歩きだが松の木の剪定が素晴らしく、煩わしくなく歩くことが出来た。ルートを整備したSガイド達皆様のご苦労に大感謝だった。Sガイドのwebsiteのルート案内も完璧で取り付きまでもルート上でも安心できた。

馬越峠

 

しばしばウロウロして古い標識を見つけた。川上村から天狗山への登山道か?

標識の少し上にある小さなケルン

苔むした1p目取り付き。よく見ると小さなケルン。

2p目の出だし。カンテ左の弱点を乗っ越す。

3p目の岩綾

4p目フェースの出だし。

4p目。急なフェースを抜けリッジへ向かう。

4p目のリッジ。

山頂からは登ってきたリッジは見えません。

 

 

 

 

 

 

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2020.06.27 川上村 男山ダイレクト

2020.06.27 川上村男山ダイレクト

7:30川上村ゲート入口 10:00男岩ダイレクト取り付き 11:15登攀終了 11:25男山山頂  14:00ごろ登山口

川上村の背後には男山、天狗山とそびえているが、岩登りのメッカ小川山の陰にかくれ存在感が薄かった。男山山頂の南側の岩場を山頂へ突き上げるルートが開拓されたとの話を聞きつけた。実は2019年の11月に小雨の中を登っているのだが、コロナ騒ぎで遠ざかっていたクライミングの再起動を兼ねて再び訪れた。 取り付きまでは約2時間以上かかったが、誰もいないアプローチはコロナ騒動でなまった体のトレーニングには調度良かった。                                                      

ルートの岩稜は3つの岩壁で構成されている。最初の岩壁は傾斜がゆるい。しかし、濡れている条件で登った去年はスラブ状のところが少々悪く感じた。第二の岩峰はどこでも登れそうでルートファインディングが肝心。第三の岩峰は出だしの5mほどが全てだが、抜け口の岩がもろいので慎重さが必要だった。岩峰を抜けてからは見晴らしの良い岩尾根で今回は眺望を堪能できた。もっとも景色は川上村のレタス畑が中心だが。アプローチがもう少し短いと年寄りに優しいルートだと思う。

男山登山道入口

少々長い林道のアプローチ

切通しから男山

第一岩峰

第二岩峰

第二岩峰の登り始め。

すっきりした尾根筋

第三岩峰。最初の5mほどが核心。出口の岩がもろい。

ほぼ登攀終了です。

今日は天気が良くにっこりです。

2019.11.23の第一岩峰。

2019.11.23第三岩峰の出だし。

2019.11.23視界の悪い男山山頂。

 

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2019.09.05~09.15 High Siera Climbing

High Sierra Climbing 2019.9.5~9.15

毎年恒例になっていたヨーロッパでのクライミングは家族の病気などで7,8月の予定まらず秋の訪れの早いヨーロッパでの活動が難しくなってしまった。8月初め前穂高北尾根を登ったとき涸沢小屋でガイドのMさんにお会いした。Mさんは毎年アメリカHighSierraといわれる山域で登っているとSNSなどで拝見していた。“アメリカはどうですか?我々でも登れそうな簡単なルートもありますか?”との問いかけに、“HighSierraは良いですよ。簡単なルートもありますよ。”とのことであった。それから2週間HighSierraのことを駆け込み研究した。ヨーロッパと違い英語の情報ばかりなので短期間で状況を飲み込むことが可能だった。自分にとっての、アメリカでの登山活動は 1971大学院留学中に慶応大学のT助教授(当時)とコロラド州アスペンの奥、Mt.Maroon Bellsという山を登ったのが唯一の経験だった。当時は借り物のアイゼン、ピッケル、ロープに、一人勝手な登攀経験しかない自分の技術で、あまり登攀経験のないT先生を連れての3級程度の登攀に苦労したことを覚えている。インディアナ州からコロラド州までの2,000キロあまりのドライブも楽しい思い出だった。今回の舞台はカルフォルニア州、シエラネバダ山脈の東側の山域を目指して、サンフランシスコ経由ネバダ州の賭博の町リノからレンタカーで向かった。我々が中学時代習ったのはSierrNevada山脈、HighSierraとはカルフォルニア州東部の山域を言うらしい。明らかにNevada州を意識したカリフォルニアの呼称のようである。50数年前、エルキャピタンのノーズに1か月以上かけてルートが拓かれたことを記憶しているが、当時はボルト連打のルートだった。今、ヨセミテはHighSierra の中心でありフリークライミングの聖地となっている。最初のベースはLeeViningとした。LeeViningはヨセミテへと続くRt.120の東側の起点でTuolumneMeadowまでは車で40分の距離に位置する。

IeeVining のコテッジ。雰囲気抜群だったが最終日排水がつまり大騒ぎでした。

09.07 Tenaya Peak Northwest Buttress 、Tuolumne Meadow

7:30 Tenaya湖駐車場  8:50 Butress取付 12:15TenayaPeak 山頂 15:00駐車場

昨日の偵察で駐車場は確認していた。取り付きまで直登しているトレースが確認できなかったので、Tenaya湖ほとり近くまで行きルンゼ状のガレを登る。岩壁の右側へ出て最後は、左へ下るようにして取り付きのChuteと呼ばれる水の流れた跡へ出る。真下から直接登ってくる2名と合流。我々は20分ほど時間をロスしたかもしれない。我々先行で200mほどフリーでルンゼ状のスラブを登る。その後アンザイレンしてスラブの弱点を登っていく。見晴らしの良い平坦な地点で休憩。その後気ままにスラブを登って行ったが、結果的に左へ行きすぎてしまった。クライミングシューズに履き替え、スタカットに切り替え、微妙なスラブを右へ40m程登りルートへ復帰。微妙なスタンスでのクライミングシューズへの履き替えがポイントだった。その後はコンテで登るが、途中クラックが出てきたのでスタカットで安全に登る。クラックの上で左へ出すぎ、その時点で後続のフリー2名に追い抜かれる。右へ何とか軌道修正して最後は左へ捲くようなバンドに出る。バンドへ出ては面白くないので頂上直下のバンドを右へ出て上へ抜ける可能性を探るが、頂上直下の乗り越しに自信がなかったので左のバンドへ、戻り、頂上稜線へでる。結局取り付きから山頂まで残置、支点は皆無だった。頂上からのTenaya湖の景色は素晴らしかった。山頂からの下りは西側へ頂稜を下り最後はふみ跡らしき跡を辿り湖のほとりのトレールへ出た。

Tenaya湖の畔から取り付きを目指してルンゼを登ります。

岩壁の右へ出たのでバンドを左に大きくトラバースして取り付へ。

ルンゼを30分ほど登ると見晴らしの良い台地に出ます。

Tenaya湖が望めます。

正面の壁を登りますが、途中左へ出すぎました。

最初に頂上かと思った頂綾。

韓国系の若者が撮ってくれました。

TeneyaPeak(3141m)の頂上。

09.08 Cathedral Peak、Tuolumne Meadow

09.08 Cathedral Peak 9:00 Rt.120沿いの路肩パーキング 11:30 Cathedral Peak 取り付き 11:50登攀開始。13:30撤退。

朝時差ボケで3時ごろ起きたののだがその後2度寝、おまけにガスレンジが着火せずお湯つくりに電子レンジで対応したりで出発が遅れてしまった。JohnMuirTrailの入口よりTrailを辿るが、少々行き過ぎてしまい30分ほどの時間ロス。60分~90分のアプローチということであったが、2時間強かかって、壁の左側へ着いた。準備中の1パーティ。ルートは幾つか在りそうだが、登攀を開始したパーティのルートの左側のクラックを登る。目指す終了点は灌木で先行2名と同じ。クラックを出て灌木テラスへトラバースする10mがランアウトした。この灌木テラスで大休止。ようやく先行の2人が登り始めるが終了点のテラスも満杯らしい。右からのルートもこのテラスに収束するようだ。登りはじめると、しばらく待って欲しいとの声。クライムダウンして又、大休止。潔いのか諦めが早いのか、状況の解らない初めての山で、暗いなかでの下山も避けたかったので撤退することにした。45mの懸垂で取り付きへ戻る。時間があったので頂上からの下山ルートを30分ほど登り頂稜まで行ってみた。Eichhornとの位置関係など良くわかったが、暗くなったら頂上からの下山は苦労したかもと納得して下山した。

1p目の終了点。

先行はのんびりカップルでした。

この状態で約1時間待ちました。

頂上の稜線にでるとEichorn Pinnacleが見えます。

09.09 Lembert Dome, Yosemite Valley ドライブ

Lembert Dome Northwest Books

9:00 取り付き 10:30登攀終了

Lembert Dome はTuolumneMeadowに入って最初に見えるDome。駐車場も道路わきに広く、Domeはすぐ目の前にそびえる。アプローチは5分ほどだが、どこが取り付きだか判然としない。ルート図上1p目終了点の灌木を目指して適当に登り始める。下から見るとルートはハッキリしないが登ると何とかなった。緩傾斜帯より上はますますルートは判然としない。岩場の弱点を狙い結果的には簡単な登攀だった。残置や支点があれば全く初心者ルートかもしれないが、初心者がリードすると怖いだろう。終了点で景色を楽しみ、東へスラブを下降、道路へ出た。駐車場へ戻り、時間が十分あったのでYosemiteValleyへドライブ。YosemiteはTuolumuneMeadowより1000mほど低く1時間半ほどでElCapitanの目の前へ着いた。ノーズなどに数パーティ取り付いているのが見えるが殆んど動きがない。見上げる観光客と登攀しているクライマーとに違和感を覚えるが、ここでは日常の景色なのだろう。この日からLeeViningよりBishopへ移動。

Lembert Dome Northwest Books の取り付き。何もありません。

1p目。

2p目を終わると迷います。何処でも登れそうだが残置なし。

何となく登攀終了。

ヨセミテバレーに入ると深い谷間にかわってきました。

待望のハーフドームが望めます。

エルキャピタンの真下で。

09.10 Cardinal Pinnacle Regular Route

Bishopの町から近いといわれるCardinalPinnacleへ向かった。BishopからRt.168を走ること30分。Aspendellという集落から直ぐとのことだったが、遠くにそびえる4000m峰に見とれて通り過ぎてしまい道の終わりのLakeSabrinaまで来てしまった。湖のほとりの釣り人むけのカフェの親父にCardinal Pinnacleを指さして教えてもらう。通り過ぎた道路からちょっとはみ出した小さな岩塔という感じだった。Pinnacle の下まで来たが寒いので少々時間を潰す。ゴロゴロ岩のガレ場を登り取り付きらしきところへ。1p目簡単なクラックをロープいっぱい登ると広場状のテラスへ。ここまでは左から捲いて登って来れる。ここが取り付きなのかもしれない。そこから、4pはルートを外さないように岩の弱点を狙い、フレークやクラックを登っていく。グレード的には5.4から5.6で難しくはないが、簡単でもない。途中懸垂用の支点がありホットした。洞窟のようなテラスから最後終了点のリッジに出ると眩しいくらいの陽の光がありがたかった。リッジに出て右に回り込むと下山路らしきトレースに合流した。下山も簡単とは言えないが慎重に下る。最後懸垂用の支点がありロワーダウン15mで裏側のガリーへ降りることが出来た。ざらざらのガリーから道路へ。帰りはSabrina湖のほとりのカフェでコーラを飲んで湖面の景色を楽しんだ。

道路端の駐車スペースからガレ場を登り取り付きへ。

1p目。左から上の段へ捲けました。

3p目。

4p目。

洞窟テラス。

洞窟から陽光の下へ。終了点でした。

ガレ場を下山。

サブリナ湖のテラス。

09.11 休養日、Pine Creek Canyon, Mt.Emerson偵察

疲れがたまったので休養日。Bishopの町を探索。クライミングギアの店やPineCreekCanyonという岩場の偵察へ。PineCreek は広すぎてよく分からなかった。数百のルートがありそうなエリアだった。車を停める場所から取り付きまで直ぐという感じでもなかった。Mt.Emersonの登山口はAspendellの先、Sabrina湖の手前を右に入って15分ほど。TrailHeadから1時間半ほど歩くとMt.Emersonの南東壁の下へ出る。取り付きのルンゼはトレールからみても顕著だった。

Pine Creek Canyon。広大なクライミングエリアだが良く解らなかった。

John Muir Trail の入口。 トレールはMt.Emersonの真下を通ります。

トレールから見たSouthEastButress取り付きのガリー。200㎜の望遠です。

09.12 Mt.Emerson(4031m) South East Butress

5:30 Trail Head 7:00 Trail分岐 8:00取り付き 15:30頂上  18:45Trail 21:00Trail Head駐車場

暗い中、TrailHead手前の駐車スペースを出発。前日の偵察通り順調にTrailから取り付きへの分岐に達する。取り付きまではゴロゴロ石のガレ場をひたすら登る。キャンプ場で早起きの一人を見かけたがその後は我々だけだった。取り付きのガリーは濡れていない、Nはクライミングシューズに履き替えスタカットで登り始めるが自分は持参しなかった。2pを登り傾斜が落ちる。それからコンテで尾根の右側を登っていくが、ガイドブックの左寄りに登って行くとの説明よりも右の尾根上を登って行ったのかもしれない。時々スタカットで登り、2度ほどクライムダウンして左側へ移行しながら尾根状の岩場を登って行く。思ったよりはるかに長い登りが続いた。最後左側のルンゼから登ってくるトレースが幾つか見受けられた。しかし、尾根筋を登るしかないと決め最後は右からくる稜線に合流した。それからは写真で出てくるナイフリッジ状の尾根を通り頂上への岩場を辿った。取り付きから7時間以上の登攀になってしまった。予想しなかった登攀時間で4000m近辺の高度に体力が極度に消耗した。クライミングシューズでなかったのも体力を消耗した原因だったかもしれない。5.4以上の箇所が何か所かありクライミングシューズではない神経と腕力を使った。頂上からは南側のガリーを下って行く。2か所ほどロワーダウンで降り、あとはひたすらトレールを目指してガリーを降りていった。日没との闘いでなんとか夕日の力が残っているタイミングでトレールに出ることができた。トレールを満月の明かりの下歩くが体力に余裕がないのであまり楽しむことができなかった。水の流れに輝く月の光など印象的だったのだが写真に撮れず残念だった。15時間以上の行動の後、車に辿りつきマンモスレークへ向かった。

取り付きのガリー。簡単そうだけど傾斜は急でした。

登攀開始。

ガリーの登り終わり。これからもっと左へ行くべきでした。

頂上直下の岩場。

 

Mt.Emerson(4031m)頂上。

頂上にはNameBoxがあるだけ。

下山路。湖の見えるあたりまで下ります。日没との闘い。長い下りでした。

 

09.13~14 マンモスレーク LakeTahoe, Reno

マンモスレークには大規模なスキー場があり、オフシーズンの今寂れているのかと思っていたがマウンテンバイクなどで夏でも賑わっていた。夏は寂れる日本のスキー場とは大違いでありアメリカの持つレジャー産業に対する底力を感じた。マンモスレークからSouthLakeTahoeへのドライブ。LakeTahoeも観光客で大賑わい。殆んど国内のお客さんのようだった。LakeTahoeの畔をぐるりとドライブしRenoへ。カルフォルニア州からネバダ州へRt.80で入ったが、州境で急に道路が良くなったのが印象的だった。やはりカジノ経済の威力なのかと感じた。

LakeTahoeを望むViewPoint。

ほぼ、初めてのアメリカでの登攀だった。何処へ行っても残置が無い世界。ヨーロッパでも要所には残置があった。有名ルートは残置支点、フィックスだらけのヨーロッパとは全然違がった。簡単なルートしか我々には登れなかったが、自分にとっては未知のルートであり、カムや岩角でプロテクションを取りながらの登攀は後で考えると楽しかったが、その時は疑心暗鬼との闘いだった。中高年の領域を越えようとしている自分には十分刺激的だった。

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2019.08.04 前穂高岳北尾根

2019.8.4前穂高岳北尾根

3:30涸沢小屋 5:30 5,6のコル 9:00前穂高山頂 11:30 岳沢小屋 14:00上高地登山口。

前日、上高地より涸沢入り。久しぶりの涸沢は遠かった。それよりもヒュッテ前テント場から 初めて泊まる涸沢小屋までの登りがこたえた。冬は安比高原、夏は涸沢小屋で働くT沢さんを頼りに初めての涸沢小屋だった。T沢さんは警備隊出向で不在だが生ビールをごちそうになった。3時起床だが北尾根方面は我々だけ、5,6のコル方面へヘッデンの光が見える。明るければ明瞭なのだが小屋から雪渓へ出るのに少々迷う、ヒュッテ近くまで戻り雪渓へ出るのが正解だったのかもしれない。ガレ場を嫌い、アルミアイゼンを付け雪渓をできるだけ登る。途中であきらめガレ場を辿りふみ跡へ出る。明るくなった5,6のコルは予想通りブヨの出迎え、慌てて防虫スプレーを塗る。数年前4峰正面壁を登っているので4峰まではわかっているはずであったが4峰を涸沢側へ捲くと不明瞭になる。アンザイレンして奥又側へ戻りルートを取り戻す。3,4のコルにはスタカットで登り始めた3人パーティ。若い3人の後に続く。遅いが、急ぐ登攀でもないのでゆっくり登る。北尾根上部はまさに50年振り、記憶に全く無い。当時はロープを出さずに登り降りしていたがルートが変わったのだろうか?2峰の下りは先行の懸垂が遅いので涸沢側を捲いて降りる。ここは少々悪かった。頂上で先行の3人にコンテの際のロープの捲き方を教える。彼らは途中、首に巻き付ける危険な形でロープを保持していた。皆素直な20代の若者だった。大渋滞の重太郎新道を下るがここが一番の難所だったかもしれない。でも、50年振りの北尾根は楽しかった。

涸沢のテント村。思ったより少ない。

涸沢小屋のテラスより北尾根。

ビールとわらび餅。

ビールとソフトクリーム。

5,6のコルで登攀スタイルへ。

にぎやかな前穂高山頂。

 

 

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2019.05.26 明神岳東稜

2019.05.26明神岳東稜

3:05明神館  5:08宮川のコル 6;30ひょうたん池 11:55明神岳山頂  3:00 奥明神沢コル 14:15岳沢小屋 16:30上高地

10回目くらいの明神東稜だが残雪期としては一番遅い5月の終わり。去年は東稜でよく一緒になったKガイドが4月に亡くなったなどのこともあり気分が乗らず実現しなかった。何時も泊まる嘉門次小屋は今年から宿泊客をとらないとのことだった。仕方がないので2,000円ほど高い明神館へ泊った。宿泊の快適さからいうと明神館の方が良いが、雰囲気は嘉門次小屋にはかなわない。夕食事時のオーナーの講話も気に入らない。2時半に起きて3時過ぎに出るが、暖かい。宮川のコルまでは全く雪がない。宮川のコルからヒョウタン池までは雪渓通しに歩くことが出来ず灌木の藪漕ぎを強いられ疲れた。ヒョウタン池には幕営した2名が準備を終えたところ。東稜を登るのかと思うとそのまま下山していった。結局東稜は我々2人だった。ほとんど雪がないのだが所々出てくる雪壁のためアイゼンを付けたままの登攀となった。気温も上がり、アイゼン、コンテスタイルで登ったのでとても疲れた。雪も高温のためグサグサ不安定でさらに疲れる要因に。最後のバットレスに立派なロープがかかっていた。邪魔だと思って思い切り引っ張ったら簡単に外れた。山頂直下20mほど残っている雪もグサグサ、左の肩に出て終了した。今までで一番時間がかかったし疲れた。これは自分の年からくる体力低下なのか反省の材料となった。

明神の二輪草。

泊まれないけど嘉門次小屋でビール。

宮川のコルも雪が少ない。

ヒョウタン池まで雪がつながっていません。灌木帯の突破が大変でした。

雪渓へ出てヒョウタン池へ。

東稜も何とか雪が残っている感じ。

ヒョウタン池で大休止。これから急に気温が上がりました。

貴重な雪稜。

このピークを下るとラクダのコル。正面は山頂直下のバットレス。

バットレス直下のグスグス雪壁。

明神山頂。

疲れました。

奥明神沢の下り。

 

 

 

 

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2019.02.23森吉山BC

2019.02.23 安比スキー場6:00 車にて阿仁ゴンドラステーション8:20       ゴンドラ頂上駅9:25 森吉山山頂11:00  阿仁ゴンドラベースステーション13:10

安比高原より約130kmのドライブ。東北道小阪ジャンクションより新しく出来た秋田道を通って大館方面へ。能代空港の近くを通過してマタギの里阿仁へ。もっと小さな山村と思っていたが意外と大きな集落のようだ。ゴンドラステーションに着くと既に何台もの車が駐車していた。登山計画書を提出、下山報告も義務ずけられる。山頂駅でシールを装着するが相当の数の登山者と山スキーヤーが集まっている。素晴らしい今日の天気と見上げる樹氷源に皆感激している。避難小屋を過ぎてから皆のトレースを外れ樹氷源の中を登る。傾斜も適当、ラッセルも足首程度で樹氷源の幻想的な雰囲気を堪能しながらゆっくり登った。頂上付近は樹氷も少なく雪面もクラストしている緩い傾斜のまま山頂へ。下降は当初の計画では北面を滑って途中ルートへトラバースして登り返す予定だった。北側は表面がクラストしていたので西よりの登山ルートに近いルートを滑る。写真を撮りながらゆっくり樹氷源を味わいながらの滑降だった。最後20分ほどの登り返しで登山ルートへ戻った。そのまま、スキー場へ入りゲレンデを滑ってベースステーションへ。今まで経験したことが無かった素晴らしい樹氷源のスキーだった。

ロープウエイに乗るとワクワクしてくる景色が広がります。

右の広い山が森吉山。

ローウエイステーションから樹氷見物トレールを離れます。

最初はフラッグに導かれ進みます。

避難小屋よりこの樹氷原を気ままに山頂を目指しました。

お伽の世界でした。

1時間半の短い登りでしたが山頂へ。もっと登りたかった。

上部はガリガリでしたが、薄く積もった新雪は最高のコンディションでした。

ZagSki  H95 は最高のスキーでした。

 

 

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2019.01.27~28八幡平屋の棟岳、西森山北面BC

01.27 安比西森山から屋の棟岳  9:30西森リフト頂上 12:00屋の棟岳頂稜   13:30御在所

安比西森山頂より八幡平方面へ気持ちの良い林間歩き。茶臼岳までのつもりだったが風が強く屋の棟岳までとした。屋の棟の南面の雪は表面が少々重く滑り易い雪ではなかったが気温が低かったの何とか滑降を楽しめた。

西森山から屋の棟のコルへの緩い下り。雪が深いので下りでも時間がかかりました。

西森、屋の棟のコル。夏道のツアー標識です。

屋の棟頂稜。何処が頂上か何度も来ているのに解りません。

旧松尾鉱山を見渡せます。

ちょっと滑りにくいパウダー?

 

雪煙からみても重いパウダーでした。

大斜面の後半もったりとした雪になってきました。

屋の棟の南面、滑ってきた斜面です。

01.28 西森山北面BC

昨日の屋の棟の南面の雪質があまり良くなかったので西森の北面を滑って安比スキー場の西森ハウスまで滑りました。さすが北面、雪質は最高でした。ただ木が多いので快適とは言えません。

北面はやはりドライパウダーです。

時々思いきり滑れます。

右へ右へとゲレンデ途中へ戻ります。

下部はぶなの巨木が現れます。

 

 

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2019.01.19 八ヶ岳美濃戸アイスクライミング

暖冬といわれる今年恐る恐るアイスクライミングの練習に行ってきました。美濃戸口から赤岳鉱泉への林道へ入って直ぐの安直なゲレンデですが何とか氷結していました。傾斜の緩い氷には既に2パーティ、我々は奥のバーティカルな氷へ。何とか繋がっている感じなのでトップロープを張り何度か練習した。下部はツララも細く壊さないように繊細なクライミングを心がけた。いつもの年の半分の氷の発達であったが何とか今年初のアイスクライミングを終えた。我々が帰るころには傾斜の緩いアイスエリアは初心者の講習会で人がいっぱいだった。

周辺には雪も無く、寂しい感じでした。

例年なら滝まで雪壁なのですが。

上部は硬い氷でした。

左の微妙なツラララインを登りました。

右側の比較的安定したライン。

 

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