2011.12.12 阿弥陀岳北西稜

参加者:Kさん、会員外Sさん、ucchiy

記:ucchiy

今回はKさんとの初山行。他にもKさん友人4名が京都より駆けつけた。

 

12/11

当初の目的は甲斐駒黄蓮谷であった。

しかし黒戸尾根5合目付近ですれ違った他パーティーは『全く凍っていない』とそそくさと下山している。。。

どうしようかみんなで協議した上で、黄蓮谷に下りて尾白川上流部の北面に適当な滝がないか、全装備を持って探しに行くこととなった。

が、谷に下りてみればこの流域のアイスエリアは絶望的だと一目瞭然。普通に水がザーザー流れている。。。

しようがなしに5合目まで登り返し、黒戸尾根を一気に下る。

 

12/12

八ヶ岳に転進。

裏同心ルンゼが凍っているのは情報としてあったのだが、その他の西面アイスエリアは全滅との情報を駐車場で聞かされる。(→下山後の情報では西面アイスエリアはほとんど登れたとの事。。。)

代替案として当パーティーは阿弥陀北西稜、もう1パーティーは裏同心ルンゼに行くこととなった。

 

美濃戸山荘8:30?

Kさん・会員外Sさんともに経験豊富で、北西稜の基部まで地形図とコンパスで辿り着く。

まともなトポもないので、とりあえず行ける所まではアンザイレンせずに登る。

以下、トポと照らし合わせて記述する。

 

小ピーク 11:40

Ⅱ級リッジ部分は歩き、特に悪くもなかったのでロープは出さず。

1P:会員外Sさんリード:第一岸壁基部にハンガーボルトが2つ打ってある。本来はバンドを右に15m程度トラバースして草付きを登っていくようだったが、会員外Sさんはハンガーボルト右2mくらいを直登していった(たぶんⅤ級くらい)。自分にはリードは難しいピッチであったと思われる。40mくらいでハーケンがありここでピッチを切る。

 

2P:ucchiyリード:Ⅲ~Ⅳ級のリッジ。傾斜も緩くホールド・スタンス共に豊富。どっかでランナー取ろうか考えているうちに終了。

 

3P:Kさんリード:Ⅳ級A0、チムニー内のクラックを登る。要所にハンガーボルトが打たれており、Kさんは『とりあえず死ななくて済みそうだ!!』と大喜びしていた(笑)。技術的には核心ピッチで、私はフォローで登るのも一苦労、Sさんはサラリとこなしていた。チムニーを抜け急斜面をひと登りで終了点。

 

阿弥陀岳山頂 15:50 Sさん&Kさん

雪も少なく踏み跡もしっかりあったため中岳のコルより下降。

美濃戸山荘 17:40着

 

右往左往の2日間であったが、1DAYの登攀としてはお腹いっぱいの内容であったと思う。

Kさん・Sさんの強さにも終始驚かされた・・・精進します。。。

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2011.12.12 阿弥陀岳北西稜 への2件のフィードバック

  1. Ueno のコメント:

    さすが、Kさんリードの3p目は直登でしたね。我々はバンドを左へトラバースしました。
    Kさんのブログにも載っています。

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