探検部の大先輩でもある、U氏に谷川岳の一ノ倉沢南稜に連れて行ってもらいました。
・場所:谷川岳・一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜
・日時:2012年6月7日(木)
・参加者:U野、佐野(記)
・記録:一ノ倉出合い5:45 南稜7:20 取り付き 登攀開始8:00(2パーティ待ち) 終了10:30
出合い下山13:30
半年ぶりぐらいの山、しかも入門ルートですが初めての本チャンなのでドキドキでした。
前日に東京から車で谷川岳周辺まで移動。朝5:45に一ノ倉沢出合いを出発。 平日にも関わらず、僕らのほかに3パーティーほどが登りに来ているようです。
天気もよく、出合いから眺める一ノ倉沢の景色は壮観です。早朝から三脚を立てて写真を撮っている人が何人もいました。
(一ノ倉沢の雪渓)
テールリッジに乗り移って、取り付き目指してどんどん登っていく。が、途中のトラバースなどは怖くて及び腰になってしまい、U氏を随分と待たせてしまった。高度感に圧倒されてしまいました。すいません。
(テールリッジ)
(一番恐怖を感じたトラバース。登りでは残置ロープを使ってしまいました)
1時間半強で取り付きに到着。この日は、南稜、中央稜と中央カンテを登っているパーティーがありました。僕らは、南稜の取り付きで先行パーティーが登攀していくのを待ちます。
(別のルートを登る他パーティー)
(南稜を先行して登る他パーティー)
難しい箇所はほとんどなく、しかもすべてセカンドだったので、楽しく登れました。ただ、まだまだマルチピッチでのロープ捌きが遅く、U氏にいろいろと教えていただきました。上から眺める一ノ倉沢の景色も素晴らしいです。
( 第一ピッチをセカンドで登る)
(南稜から一ノ倉沢を見下ろす)
最終ピッチの垂壁は水が滲み出していて滑りやすく、今回の核心でした。U氏はリードでスイスイと登っていきましたが、僕は恐る恐る、ひやりはっとしながら登りました。
(最終ピッチの核心)
(最終ピッチの垂壁を上から)
最終ピッチを登り終えたところで少し休憩し、下降開始。隣のルンゼから懸垂でどんどん高度を下げていきます。ロープが引っかかったりすることもなく、スムーズに降りれました。帰りのテールリッジは、クライミングシューズのまま降りたところ、スイスイ下ることができました。
雪渓に降り立ち、14:30に一ノ倉沢出合いの駐車場に戻ると、なんとそこにはジャージ姿の中学生の群れが!埼玉から遠足で谷川岳に来たそうです。質問攻めにあい、クライミングをしてきたと言うと、男子中学生たちから羨望の眼差しを受けました。
その後、温泉に寄ってから帰京。19:00前には東京に着き、非常にスムーズで快適な山行でした。Uさん、今回はありがとうございました。勉強になりました。
記入:佐野洋輔