参加者:杉並労山(Sキさん、Iさん)、アルムクラブ(M)
記:M
アルムとは天気で毎回縁が無い小同心と大同心。今回はその小同心に杉並労山さんと再チャレンジ。
3日~4日
茅野駅でステビバした翌朝タクシーで美濃戸口へ向かい出発。10時前には赤岳鉱泉着。テントを設営してアイスキャンディで遊ぶ。IさんとMはドライに夢中に。
フェースを登って・・・
乗り移り・・・
フィギュア4!
Trなので曲芸ムーブを出しては「イイね~!」と3人で盛り上がる(笑
Iさんはフィギュア4のコンビネーション(2連続で出す)を繰り出していた。
氷もちゃんと練習しました↓
テントでSキさんの鍋を堪能した後はクライミング談義で盛り上がり就寝。
5日
06:00出発、大同心稜を登る。人気ルートが集中している大同心稜にもかかわらず、この日は一番乗りらしく樹林帯ではたっぷり積もった雪にラッセルを強いられる。
大同心基部まで2時間かかった。ここから小同心取り付きまでトラバースも所々は深い雪をラッセルしていく。
小同心1P目到着。準備を整えてIさんのリードで09:30登攀開始
顕著なクラック目指して左上していく。支点は少ないがガバばかりの上に岩角でランナーは取れる。クラックというかチムニーに入ってからもホールドには困らない。体を入れすぎると動きが取れなくなってしまうだろうが、セオリー通り両サイドのホールドを使ってステミングで上がれば問題なし。
途中にいくつもピッチを切れる頑丈な支点があったが40mでテラスに出て終了。ピナクルでビレイ。
2P目:Sキさんリード
テラスからすぐ右のチムニーに入って直上する。途中ペツルの打たれた左のテラスで左右にルートが別れるがここでロープが絡まってしまったらしくピッチを切る&ロープを直す作業で時間ロス。IさんとMがテラスまで上がった後にSキさんが右ルートを継続して登り2P目終了点へ。広いテラスに出たところでピナクルでビレイ。ここで後続のガイドパーティを待ち先に行ってもらう。
画像は、分岐地点で後続のガイドパーティを気にするM。
3P目:Mリード
広いテラスからトラバースした後に一段上がって草付きを少し登り2P目左ルート終了点と合流。簡単な岩場を登って小同心の頭に到着13:00。ペツルの支点でビレイ。
草付き手前のハーケンを見落としてしまい、左ルート合流地点まで支点が取れず痺れた。丁度もよおしていたので「落ちたら、たぶん○○××を撒き散らしながら落ちるのでよろしく」と2人には伝えておいた。
一旦ここでロープをしまって頂上直下の岩場まで歩く。
最後の岩場はロープを出して横岳頂上到着13:50。
硫黄岳を経て赤岳鉱泉へ降りた後、テント撤収して美濃戸口まで急ぎ下山。
画像でもわかる通り、終始天気が良く、八ヶ岳名物の強風も大人しく快適な登攀だった。
ルートはカッコイイ小同心をガバをつかってグイグイ上がっていけるルートで、お勧めの1本です。