参加者:Kさん、N山岳会2名、O山岳会2名、ucchiy
記:ucchiy
八ヶ岳からとんぼ返り、前泊で栃木足尾にある松木沢ウメコバ沢の岩場に行ってきた。
今回はKさんとの正月山行のための練習、モノポイントでの登攀を始めて行った。
ウメコバ沢自体聞いたこともなく、現地に着くまでトポもない状態、さらに雪山ではないが気温的には完全に冬山。どんな装備を持って行っていいかもピンと来ないところからのスタート。
現地で前泊し、朝になり群馬から来たN山岳会・O山岳会パーティーの方々と合流。
O山岳会Hさんにトポを頂きました。ありがとうございました。
目指すウメコバ沢は林道歩き2時間。まるで日本ではないような荒涼とした風景を進む。
途中、松木沢ジャンダルムやまだ氷結状態がいまいちの氷曝などを見ながらひたすら歩く。
林道終点より赤ペンキに導かれウメコバ沢出合へ。
F1・F2は残置FIXがあり、それを頼りに登る。
そこから20分程度で中央岩峰取り付きへ。
Kさんより簡単なルートにしようとの提案で、チコちゃんルート(5~6P、260m、Ⅲ~Ⅴ)を登ることになった。リードは全てKさん、支点はビレイポイント含め全てナチュプロor潅木など。残置支点はほとんどない。
正味6Pであったが、記憶が曖昧で細かいところは覚えていません・・・すみません。
1P目リード中のKさん
4P目辺りの『御大の岩場』がこのルートの核心(Ⅳ+~Ⅴ)、3ルート取れるうちの左寄りクラックルートを引かれるが、ここが自分には相当厳しく、無念のマジ落ち。。。N山岳会パーティーはフェース直上ドラツー交じりで登ってきたが、相当にシビれていたご様子。
5P目登りはじめのKさん
5Pは快適そのもの、最終6Pは半ヤブ漕ぎに近い。
終了点より左に回りこむと残置FIXがあり、それを頼りに歩いて降りられる。
途中1回懸垂を交え、沢沿いに下行し取り付きへ。
人もほとんど入らない岩場みたいなので、浮石・ヤブ漕ぎ多数。岩自体は硬く、節理も発達しているためカム・ハーケンなどはバッチリ決まるようです。
決して快適なクライミングではなかったが、ピンに導かれ登るような既成ルートではないので、ある意味アルパインらしい岩場なのかもしれない。
いい経験になった山行でした。頑張ります。。。