2011.08.13 八ケ岳大同心北西稜

参加者:N,U

美濃戸5:30 赤岳鉱泉7:00 大同心基部8:15 北西稜登攀開始9:20

大同心頭11:40 赤岳鉱泉13:20 美濃戸15:25

月末のヨーロッパ山行のトレーニングをかねて簡単に行けて、尚且つ、登山者が少なく、

あまり暑くなく、午後の不安定な天気の影響の少ないところということで大同心ということになった。朝の八ヶ岳は湿度も低く、順調に大同心の基部まで登る。ギヤをつける段階で、Nがクライミングシューズを忘れたとのこと。雲稜ルートはあきらめ、初めてだったが冬期に主に登られている北西稜を登ることにする。大同心基部から北西稜取り付き、裏同心ルンゼへ左に下降するが、岩はグズグズ草付は不安定で予想外に時間をかけてしまった。取り付きも不明確で迷ったが 裏同心ルンゼ最後の滝を右側の草付ルンゼより高まくように取り付く。緩いところはコンテで、急なったところでスタカットでつないで、ボルト捨て縄のある支点へ達し北西稜を登っていることを確認する。次の草付のルンゼが核心だった。草付が生い茂り、岩は極めて不安定で ホールド、スタンスを確認しながらの神経戦だった。冬の方が草付も凍るし、岩も固まるので安定して登れるだろう。おまけに上部は残置がほとんど無かった。それからの、核心部とよばれるところは、岩も安定しており、残置もあるので安心して登れた。しかし、最後のピッチに通じる,冬期雪壁とよばれるところは 藪漕ぎ木登りだった。最後のかぶり気味のクラックは短いが快適に登れた。やはり、冬のルートで夏はお奨めできないが、Nも登山靴で登ったのでヨーロッパの良い練習となった。天気が怪しくなったので、大同心稜を下ったが、鉱泉直前で雨が降り出した。寸でのところずぶ濡れの大雨だった。鉱泉で雨宿り、盆の帰京ラッシュを避け暑い東京へ帰った。

不安定な草付の凹角。

最初はボルトもありました。

この草付凍っていればと思って登っています。

やっと安定した岩場になりました。それでも半信半疑。

大同心の頭。

LaSportiva Trango SV で登りました。

 

 

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